マスク生活も長くなり、人前で口元を見せることが少なくなりましたよね。
顔の筋肉を使う機会が減り、以前より顔のたるみが気になっている方も多いようです。
今回は鍛えたほうがいい顔の筋肉や、顔の筋肉を鍛えるおすすめトレーニング3つをご紹介します。
顔の筋肉が衰えるとたるみやしわの原因に?
人の顔には30種類以上にもなる「表情筋」と呼ばれる筋肉があります。
その名の通り、表情筋は喜怒哀楽の表情を作ってくれるもの。
この表情筋の衰えは、しわやたるみの大きな原因になってしまいます。
カラダの筋肉は、骨と骨をつないでいるものですが、表情筋は骨と皮膚をつないでおり、皮膚を支える役割をしています。
そんな表情筋が衰えてしまうことは、皮膚のたるみやしわなどの直接の原因にもなってしまうものです。
また、皮膚がたるむと肌のハリもなくなり、毛穴が目立つようになってしまいます。
表情筋を鍛えることは、若々しくハリのある肌をキープするためには必要不可欠なのです。
鍛えたほうがいい顔の筋肉6つ
顔の筋肉は、カラダの筋肉よりも意識がいきにくいものです。
30以上にもなる表情筋ですが、今回はその中から6つの鍛えるべき表情筋をご紹介します。
よく動かして、6つの筋肉を意識してみましょう。
前頭筋(ぜんとうきん)
前頭筋は、おでこにある筋肉。
眉を上げたり下げたりする時に使います。
この筋肉が衰えると、額に横ジワができてしまいます。
それだけではなく、顔の皮膚はすべて一枚でつながっているため、前頭筋が衰えてたるんでしまうと、顔全体のたるみの原因にもなってしまいます。
しっかり動かして鍛えておきたい筋肉です。
眼輪筋(がんりんきん)
眼輪筋は、目のまわりを囲んでいる筋肉。
目を開けたり閉じたりする時に使う筋肉です。
眼輪筋が衰えると、目尻のしわや上まぶたのたるみにつながってしまいます。
眼輪筋を鍛えることは、若々しい目元をキープするために大切なポイントです。
大頬骨筋(だいきょうこつきん)
大頬骨筋は、こめかみのあたりからから口角までつながっている筋肉。
口角を上外側に引き上げる働きをし、頬を引き上げる働きをします。
この筋肉が衰えてしまうと頬が下がり、ほうれい線ができやすくなってしまいます。
大頬骨筋を鍛えることで、ハリのある頬につながります。
口角挙筋(こうかくきょきん)
口角挙筋は、口角から鼻の横までつながっている筋肉です。
口角を引き上げる働きをします。
この筋肉が衰えると、ほうれい線が目立ったり、口元がへの字型になってしまったり、口元のたるみやしわにつながります。
口角挙筋を鍛えることで、キュッと引き上がった口角をキープできるのです。
口輪筋(こうりんきん)
口輪筋は、口のまわりを囲んでいる筋肉です。
口の開閉はもちろん、口元のさまざまな表情を作る働きをします。
この筋肉が衰えると口元のたるみやしわにつながり、梅干しのような口元になってしまいます。
頤筋(おとがいきん)
頤筋は、唇の下の方からあごの先までつながる筋肉。
頤(おとがい)というのは、下あごやその先端部を意味する言葉です。
下あごを押し上げて、あごのラインを引き締める働きをします。
頤筋を鍛えることで、二重あごの防止や改善につながります。