チャンゴチュム

伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

打楽器のチャンゴを使い舞う
チャンゴチュムは、踊り手がチャンゴを肩に掛けて多様な拍子を駆使しながら踊る舞踊で、ひとりで、または数人が一緒に踊ります。

踊り手たちの技巧的な動作が見られるチャンゴチュムは、扇の舞とともに、新しい形の民俗舞踊として人々に親しまれています。

伝統舞踊を楽しむためには

1.呼吸を感じる

伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

韓国にはオッケチュムというものがあり、オッケとは韓国語で肩を指します。映画や行事などで、伝統音楽にあわせて踊る姿を見たことがある人も多いと思いますが、一見すると、ただ肩を動かして踊っているように見えるかもしれません。しかし、肩を安易に動かすのではなく、また肩でリズムをとるのでもありません。

お腹で息を吸って吐くと、肩がすとんと落ちるこの動作を繰り返すことで、肩が動いているようにみえるのです。踊り手は肩を意識して動かしているのではなく、呼吸をとると肩が自然に動いています。
また、腕の動作の場合、腕を頭上に持ってきて、頭を包み隠すような動作がありますが、これは、呼吸とともに、背中と腰の筋肉を使って、体の軸が中心にくるように踊っているのです。このように韓国舞踊は1つ1つの動作が呼吸と一体となっているのが大きな特徴です。そのため、呼吸を感じることで踊り手との一体感をより感じることができるでしょう。

2.ステップに注目する

伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

舞踊のステップには、様々なものがあります。かささぎ(カッチ)が歩くような足取りで、息を吸って、はきながら進む足の動作であるカッチコルム。鯉(インオ)の泳いでいく姿と足をじぐざぐに動かす姿が似ていることから名がついたインオコリなどがあります。

このように韓国舞踊のステップには自然現象や生き物の動きから名前をつけたものがいくつかあるため、今のステップは何かに似ているなと考えながら見るのもおもしろいでしょう。

3.一緒に楽しむ

韓国の伝統舞踊のなかでも、民俗舞踊は庶民の生活と関連しているものが多いです。上記で紹介した、カンガンスルレやタルチュムなどは一緒に見て、笑い、涙するなど観客も一緒に楽しむことができます。また、行事などでは、実際に踊りの一部を体験できることもあります。

伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
伝統舞踊
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)