複業へ発展させるには

(写真=PIXTA)

1つの事業を軌道に乗せてから、複数の事業に発展させるためには、どのようにすればよいのでしょうか。

はじめに起業する段階で複業を計画する

起業後の将来的なプランを考えるときに、複数の事業に発展させることをあらかじめ計画していると、不安が少なく、どんどん積極的に取り組むことができます。関連した別の事業を組み合わせるなど、イメージを膨らませておきましょう。

起業する前に人脈を広げておく

起業後、事業をスムーズに運ぶためには、事前に人脈づくりをしておくことが大切です。今まではどんな小さなことでも会社という組織に守られてきました。しかし、起業すれば、すべて自分が判断したり、責任を負ったりすることばかりです。そんなときに頼れる人脈があるのとないのでは、事業の流れが変わってきます。

どんなに得意な分野でも、ビジネスとなると、1人でできる範囲には限界があります。そんなとき、人脈がきっかけとなって、思わぬ複業に発展するケースもあるのです。日頃から積極的にコミュニケーションをとり、幅広い人脈をつくることを心がけ、時にはサポートを受けたり、勉強会をしたりすることで、場合によっては重要なビジネスの取引に発展する可能性もあるでしょう。

人材を確保するための計画を立てる

適材適所となる人材確保を計画しておくことも重要です。企業の規模にかかわらず、人材は非常に重要なポイントになります。特に、少人数から起業する場合、1人の人材のスキルが、事業の方向性に大きく影響しやすいという特徴があります。

優秀な人材を確保しておくことができると、複数の事業に発展することもスムーズです。スキルが優れているだけではなく、人間的にも評価できる人材が理想的です。

複業へ発展させるための積極性が大事

1つの事業を成功させ、安定させることも簡単ではありませんが、なにか1つでも事業を成功できた人は、複数の事業へと進めることで、より事業拡大の可能性が高くなるとも考えられます。なぜなら、起業の成功者は、「成功体験」をもっているためです。

もちろん業種が変わる場合は、以前の成功体験が役に立たないこともあるでしょう。しかし、事前にしっかりとした計画を立てて、いつまでに何をどのくらいまで進めるかという具体的なビジョンをもって進めることで、なんとなく進めるよりは、明確な結果も出やすいはずです。起業には当然リスクも伴いますが、自分の目的達成のために積極性をもって取り組んでみましょう。

文・岩野 愛弓(住宅・不動産ライター、宅地建物取引士)/DAILY ANDS

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