面談は、その転職エージェントのオフィスにしっかり足を運びましょう
次に、転職エージェントとの面談です。「外で気軽にお茶でもしながら話しましょう」というエージェントや、SkypeやZoom、電話面談等を選択する方も増えてきましたが、私はやはり「実際に転職エージェントのオフィスに足を運ぶ」ことを強くおすすめしたいと思います。
理由は3つです。
外部では、誰が会話を聞いているか分からない
「あるホテルのロビーで面談した時に、すぐ近くで偶然、前回の転職でお世話になった転職エージェントが同じように面談していて、年収等のセンシティブな話がちらちら聞こえてきた。自分も人からそう見えていたんだ…と気付いて急に怖くなった」という体験談を話してくれた方がいました。
そうなんです。転職の面談は年収やこれまでの経歴だけでなく、場合によってはご家庭の事情や悩み等、本当に個人的なお話を深くする必要があるのです。
「時間がないので、お昼休みにうちの会社のオフィスの近くの喫茶店に来てほしい」と希望する転職者もいましたが、同じ会社の誰かがその喫茶店でランチしていて、話を聞かれてしまうというリスクを考えたのでしょうか?オフィスから離れた場所のほうが良いと提案しましたが、あまり落ち着いて話もできず、せっかく外出して面談したのに満足な情報が得られなかった苦い経験があります。
電話やSkype,Zoomは表情が見えづらい/通信状況により話しづらさも
電話やSkypeはプライベートが守られていますので、外での面談よりは深い話ができますが、相手の表情が見えない、もしくは見えづらい状況では、やはり一歩踏み込んだ面談になりづらい。通り一片のことを聞くだけの面談になりがちです。
電話面談希望者が、明らかに帰宅時に歩きながら話していらっしゃるな。という時など、少し心の距離も感じてしまいます。中には「運転中ですけど大丈夫です!」と仰る方もいましたが、安全運転を心掛けていただきたいので日を改めて貰いました。
訪問しての面談は、転職エージェントを完全に味方につけることができる!
外ではできない話を安心して話せますし、面談内容が深まれば、提案予定だった案件以外の求人票をその場で別に用意してもらえることもあります。
そして何より、転職エージェント人の子。お忙しい中、交通費をかけてわざわざ足を運んできて下さった転職者は、より頑張って支援しようという気持ちになるものです。信頼関係を築きやすく、転職エージェントを味方につけることができること。これが最大の「対面面談」のメリットだと思います。
実際に面談してみれば、どの転職エージェントとのお付き合いにすればよいかは大体把握できると思います。
ここで、複数エージェントを使ったほうが良いのか、1つだけで良いか。という問題があります。理想は相性の良いエージェント1つに絞ることだと個人的には思いますが、先述した「大手総合型=百貨店型エージェント」でたくさんの情報を収集し、「中小特化型=ブティック型エージェント」で自分の望む業界に本当に詳しい転職エージェントのアドバイスを受ける。という使い方をしている方が多かったように感じました。ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、またお会いしましょう!
キャリアアドバイザーA
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