栃木県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!栃木県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。栃木県には日光東照宮をはじめ、鬼怒川温泉、那須高原など有名観光地が多数あり、イチゴの産地としても注目されています。ここでは移住支援情報や就業支援情報についてまとめました。栃木県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

栃木県ってどんなところ?

栃木県は北関東に位置し県庁所在地は宇都宮市です。人口は約190万人。日光、那須などは観光地、保養地として知られています。自然豊かな場所で都市部があり、東京からも近いため、移住先候補としても人気があります。

人口 人口推計、1,944,000 (2019年6月1日)

栃木県の歴史

7世紀後半、下野(しもつけ)国がまとまり下野国は9郡に分かれ、政治の中心として国府が置かれました。国分寺・国分尼寺・下野薬師寺がつくられ都からの影響を受けていたことがわかります。室町時代中期には関東管領上杉憲実が日本最古の学校といわれる足利学校を整備し、全国に知られるようになりました。徳川家康の死後、日光が幕府の聖地となり東照宮など華麗な建物が作られて保護、崇敬されました。1999年には日光東照宮、 日光二荒山神社、日光山輪王寺など国宝9棟、重要文化財94棟が、世界文化遺産として登録されています。

高速道路や新幹線など交通について

東京から宇都宮まで新幹線で約50分、車では約2時間と鉄道、道路ともにアクセスがよいのが特徴です。JR東北新幹線、JR宇都宮線(東北本線)、東北自動車道、国道4号が県内中央を通り、また宇都宮を中心にして、日光線、東武鉄道など栃木県内各地へと路線が伸びています。また、過疎によってバス便が減少している状況に対応するため、地域共助型生活交通として自家用車を使った運送など、現状に即した対策を試みています。

栃木県の地理・気候

栃木県は関東地方の北部、北関東といわれるエリアで、茨城県、群馬県、埼玉県、福島県に接する内陸県です。県の北部から西部には那須連山、日光連山、帝釈(たいしゃく)山地、足尾山地が連なる山岳地帯です。山岳地帯は日光国立公園、尾瀬国立公園(帝釈山、田代山湿原周辺)に指定されており、日光、鬼怒川、川治、塩原、那須などの観光地となっています。北部は奥羽山脈に連なる那須連山、日光白根山などの火山が並んでいます。那珂川、鬼怒川、渡良瀬川流域には肥沃な平野が広がり関東平野につながります。

北西部山岳部と奥日光は夏季は涼しく冬季は寒さが厳しい気候です。標高1000mを超える地域では厳冬期には零下20度以下まで下がることもあり、標高1400mを超える戦場ヶ原では零下30度前後を記録したこともあります。北部平野部、那須高原周辺は冬季は曇りや雪の日が多くなりますが、比較的冷え込みが緩い日も多くなっています。夏季は涼しいため避暑地となっています。

県央の平野部の宇都宮市辺りでは8月の平均最低気温が県内で最も高く、熱帯夜も多いです。北部平野部では冷気もたまりやすく、黒磯や大田原では零下10度以下まで下がることがありますが、夏季は平野部でも涼しく熱帯夜になることはほとんどありません。県南の小山市や佐野市、足利市など、群馬県や茨城県に近接する地域は夏季は猛暑日となることも多く、栃木県内で最も暑さが厳しい場所です。冬は零下8度前後まで下がる日もあります。

栃木県の主な産業

栃木県は首都圏から近く、農業産出額は全国第9位、製造品出荷額等は全国第12位など、商工業、農業、観光とバランスのとれた産業活動を展開しています。日光国立公園をはじめとして、8つの県立自然公園があり、四季折々の豊かで美しい自然、さらに鬼怒川、那須、塩原といった温泉郷も多く、観光客が訪れています。

主要農産物はイチゴやニラ、生乳、米など。県内外からの人材の確保、生産性の向上と農産物の高付加価値化の推進を積極的に行っています。商工業では内陸における国内最大級の清原工業団地の地域経済への波及効果が大きく、企業の誘致や研究開発機能の集積・拡大に努めています。また、自動車や航空宇宙などへは重点的に振興を促進しています。産学官金ネットワークを活用しながら、中小企業の人材育成や研究開発などを支援しています。

フードバレーとちぎ

栃木県では「食」をテーマに地域経済を成長発展させ、「フードバレーとちぎ」を目指す取り組みを行っています。フードバレー (Food Valley)構想 はオランダが発祥で、先端企業が集まるシリコンバレーのように食品関連企業と大学、研究機関が集積したエリアの総称です。

日本国内では帯広市(とかち)、新潟市、富士宮市などがフードバレーに取り組んでいます。栃木県は豊かな農産物や豊富で良質な水に恵まれた土地です。農業、食品製造業をはじめ、流通業、小売業、さらには観光・サービス産業など幅広い分野にわたって産業振興に大きな効果が得られると期待されています。

栃木県の移住支援・就業支援制度

栃木県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

栃木県の移住支援制度をまとめました。今年度の実施の有無、支援条件の変更などについてはホームページや県に確認をしてください。予算や応募者枠の上限で締め切られる場合もあります。

移住体験宿泊

栃木県内には移住体験ができるおためし住宅があります。栃木市(蔵の街やどかりの家、IJUテラス蔵人館)、鹿沼市(いちごいち家)、日光市(農山村生活体験の家、移住体験の家)、小山市(おやま暮らしお試しの家)、大田原市(南方古民家、ゆーゆーキャビン宿泊体験)、那珂川町(いきいき田舎暮らし体験住宅)ほか。田舎暮らし体験や農業体験など、お試しプログラムを用意しているところもあります。栃木県は東京からもアクセスしやすいので、移住希望先の環境に慣れたり、地元の方との交流を深めていくこともできます。

とちぎUIJターン就職サポート

都内におけるUIJターン就職の相談窓口として「とちぎUIJターン就職サポートセンター(通称ジョブモール東京サテライト)」を開設しています。学生のUIJターン就職を促進するため、首都圏大学と連携し、学内でのUIJターン就職ガイダンスを実施するなどの支援も行っています。栃木県公式就職活動支援アプリケーション「とちまる就活アプリ」、総合的就労支援機関「とちぎジョブモール」、奨学金助成制度(とちぎ未来人材応援事業)も活用できます。

栃木県移住支援事業

栃木県では「とちぎWORKWORK就職促進プロジェクト事業」の一環として、東京圏からの移住・定住の促進と県内中小企業等における人手不足の解消に向けて、栃木県移住支援事業を実施しています。東京23区在住または東京圏から23区に通勤する人が対象となる中小企業等に就職すると、世帯で移住の場合100万円、単身で移住の場合60万円の移住支援金が支給されます。ほかにもプロフェッショナル人材、県内でのテレワーク、起業・創業をするなどの場合に要件を満たせば移住支援金を受けられます。具体的な要件はホームページで確認できます。 【要件緩和!】栃木県に移住して最大100万円支給!栃木県移住支援事業開始!

地域課題解決型創業支援補助金

「地域課題解決型創業支援補助金」は栃木県内の地域課題の解決のために、新たに創業する人に経費の一部を助成する事業です。地域経済の活性化及び地方創生の実現を図ります。 補助対象経費の2分の1以内、上限200万円です。事業例は観光による地域活性化、まちづくりの推進、子育て支援、教育関連、地域交通支援、社会教育関連、環境関連、社会福祉関連など。補助対象経費は人件費、店舗等借料、設備費、原材料費、借料、知的財産等関連経費、謝金、旅費、外注費、委託費、マーケティング調査費、広報費など。 ※令和3年度の募集期間は4/14〜5/14。

次年度未定 「地域課題解決型創業支援補助金」について