実物不動産のレバレッジは

iDeCoのように税制メリットがあり、信用取引のように少ない資金で取引ができ、これらを上回る利回りを上げる方法があります。実物不動産、つまり本物の不動産です。賃貸用の区分所有マンションを買い、人に貸し出すことです。

購入資金はローンを組むため、用意するお金は数十万円で足りるケースが多いです。もちろん審査がありますが、看護師のような信用のある仕事であれば審査を通る可能性が高いでしょう。動かせる金額は信用取引の比ではありません。たとえば自己資金を100万円用意して2,500万円の物件を買うと、レバレッジは25倍となります。

実物不動産の利回りは購入価格に対して4~5%くらいと、REITよりも高めです。投資信託には運用会社や販売会社に支払う報酬など、金融商品であるがゆえにかかるコストがあります。実物不動産は管理会社への委託料や修繕費など、賃貸に必要な最低限しかかからないため、実質的な利回りを高めやすいのです。

実物不動産の最大の魅力は、ローンを返済し続けることによって、金利の負担が下がっていくことです。利回りと金利の差が開いていくことによって、実質的な利回りが増えていくわけです。返済期間中は費用のほうが収入を上回ることがありますが、iDeCoと似たような節税効果があります。

10万円から数千万円へステップアップする道のりは意外と短い

不動産への投資は10万円、毎月5,000円といった少額から始めることができます。現物不動産は数千万円しますが、高いレバレッジをかけられるため、数十万円から100万円程度での購入が可能です。興味がある人はREITにチャレンジし、もの足りなくなったらマンションを買うというステップアップも考慮してはいかがでしょうか。

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