子育て支援センターは乳幼児の子供とそのパパやママが利用でき、保育士や看護師に育児についての不安や悩みの相談ができたり、同じくらいの子供を持つ親同士が交流できる施設です。子育て支援センターのサービス内容についてはパパママにあまり知られていません。上手く利用できれば非常に役立つ施設なので、こちらでご紹介させていただきますね。
子育て支援センターはどんな施設?
子育て世帯のパパママを地域で支援するために全国に整備された施設
子育て支援センターは子育て世帯の育児支援を目的として全国に作られた施設で、市町村を主体として運営されています。最近は夫婦や親子だけで構成される核家族化が進み、おじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでいる世帯も少なくなってきました。マンション住まいのパパママが増え、地域との交流も以前より少なくなっています。
このように、子育て世帯のパパママが孤立化する中で、地域で子育て世帯を支え合うために厚生労働省が全国に整備した施設が「子育て支援センター」です。子育て支援センターは自治体によっては「子供総合センター」、「子供家庭支援センター」と呼ばれることもあります。調べてみると、全国に7000ヶ所以上、多い県では400ヶ所以上と、たくさんの子育て支援センターが運営されていました。
子育て支援センターはどんな時に利用する施設?
自治体や、各センターによっても子育て支援センターの活動内容はさまざまですが、子育て支援センターの代表的なサービスをまとめてみました。以下を参考にしていただき、利用したいサービスがあれば、お近くの子育て支援センターに問合せてみてください。
子育て支援センターの利用方法1:子供を遊ばせるだけの利用もOK!
子育て支援センター内には子供用の遊具やおもちゃ、絵本などが用意されていて、オムツ替えスペースや授乳室も当然あるのでパパママも安心して遊びに行くことができます。基本的に子育て支援センターはいつでも自由に利用可能で、好きな時間に遊びに行き、その時出会った親子と一緒にお話しながら交流を深める、というパパママが多いですね。ベビーマッサージやリトミック(※)など専門スタッフを招いてのイベントが子育て支援センターで開催されることもありますが、こういったイベントは事前予約の場合が多いのでご注意ください。 ※音楽を通じて子供の潜在能力を伸ばす教育プログラム
子育て支援センターの利用方法2:看護師や栄養士などの専門家に子育て相談や、支援を依頼できる
子育て支援センターでは子供の身体測定を行ってくれたり、保育士や看護師、栄養士などに日々の不安を相談したり、必要に応じた支援活動も行ってくれます。「ウチの子は離乳食の進みが遅い気がする」、「夜泣きがひどい」、「子供との遊び方がわからない」など、困りごとや心配ごとがあれば気軽に相談しましょう。病院に行くほどではないけれど、誰か育児に詳しい人に相談してみたい、そんなときにも子育て支援センターは頼りになります。
子育て支援センターになかなか足を運べないパパママは、電話やネット上での相談も受け付けていることもあるので、そちらもチェックしてみましょう。子育て支援センターでは子供の発達や怪我などに関する相談にも乗ってくれますが、医療的な診断は受けられません。あくまでアドバイスという形になります。専門医療を紹介してくれる場合もあるので、アドバイスをもとに各ご家庭で受診するかどうかの検討材料にしてみるのもいいでしょう。