全身を大きく使う「三角のポーズ」。
初心者でも挑戦できるポーズではありますが、しっかり正しく行うのは難しいもの…。
今回は三角のポーズのやり方や効果、注意点やバリエーションなどをご紹介します。
三角のポーズとは?
「三角のポーズ」は、両手両足を大きく使い、その名の通り、カラダ全体で三角形を作るポーズです。
サンスクリット語では「ウッティタトリコナーサナ」と呼ばれており、ウッティタは「伸びる」という意味で、トリコーナは「三角」という意味を持ちます。
ヨガの代表的なポーズのひとつで、初心者にも挑戦しやすいポーズ。
全身が伸びてスッキリするポーズです。
三角のポーズの効果とは?
正しく行うことで、さまざまな効果が期待できる「三角のポーズ」。
4つの主な効果をご紹介します。
全身の血行促進
上半身を伸ばしながら倒し、下半身と体幹を使って支える「三角のポーズ」。
カラダ全体がストレッチされるため、循環が良くなり、リンパの流れの改善や血行促進に効果が期待できます。
血行が促進されると、熱もカラダを巡るため、冷え性改善の効果もみられます。
他にも、血行促進されることで得られる効果には、疲労の回復や代謝の改善などがあげられます。
また、このポーズは、普段の動作では伸ばす機会が少ない、股関節をストレッチできるポーズでもあります。
股関節が伸びることで、滞りがちな下半身のリンパの流れを改善し、足のむくみの改善にもつながります。
下半身の筋力アップ
「三角のポーズ」では、下半身と体幹でポーズをキープするため、下半身の筋力アップも期待できます。
両足をマットにしっかりと踏ん張ることで、足の筋肉が刺激され、ヒップラインの改善や足痩せにもつながります。
体幹強化
上半身をまっすぐに横に倒したままキープする「三角のポーズ」は、体幹強化にも適しています。
カラダを支える腹直筋やわき腹、骨盤まわりのインナーマッスルを刺激して強化します。
体幹が鍛えられることで、ウエストの引き締めや腰痛緩和にも効果的です。
姿勢改善
日常生活では伸ばすことが少ない、体側をしっかりとストレッチできる「三角のポーズ」。
他にも、足のゆがみや背骨ねじれを矯正する効果も期待できます。
それによって、誰のカラダにでもある、“左右のアンバランス”を整え、姿勢の改善にも効果がみられます。
また、骨盤まわりが伸びることで骨盤を整える効果も。
まっすぐな背骨の土台となる骨盤を矯正することで、まっすぐな姿勢につながります。