アーユルヴェーダに基づく解決法~ちょっぴり心が軽くなるお悩み相談室~、今回は3回目です。

この連載では、女性のみなさんのお悩みにアーユルヴェーダの観点からアドバイスしていきます。

お悩み相談に乗ってくださるのは、ハワイ、カウアイ島でアーユルヴェーダを学んだ岡清華さん。

単なる解決法ではなく、アーユルヴェーダの観点から「こんな視点もあるんだ」と思ってもらえると幸いです。

新たな視点が増えるだけで、きっとちょっぴり心が軽くなるはず。

Q, 痩せたいと思うけれど、成功した試しがない…。

今回のお悩み
どうやったらダイエットできますか? いつもダイエットが続かないのが悩みです。手軽に始められるものから試してみても、途中であきらめてしまったり、スケジュール的に崩れてしまったり。 続ける方法やオススメのダイエット方法など教えてください。

ダイエットが続かないのは、なぜそれをやらなければいけないのかを自分が理解していないから

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

このようなお悩みに対しては、たとえば「レコーディングしましょう」や、「毎日体重計に乗りましょう」のような、具体的な方法を述べるというのが今までの解決法のありがちなパターンだと思います。今回は少し目線を変えてお話したいと思います。

まず、私は根本的に、「なぜ痩せたいと思うか?」というWHYの部分を自分で理解することが、その行動を変えていく近道だと思っています。

実はこの「なぜ?」という目的を見失ってしまうと、必ず何をするにもうまくいかないんです。ダイエットが続かないのは、なぜそれをやらなければいけないのかを自分が理解していないからとも言えるでしょう。

みんながみんな痩せれば幸せになれるわけではない 私の実体験をお話しすると、15歳から20歳くらいの5年間くらい、痩せることばかりを考えて生きていました。(笑)ダイエットを始めたきっかけは、その当時の彼に言われた、「痩せたら?」という言葉でした。

当時は「彼のために」と思っていたけれど、今思うと結局は自分が幸せになりたかった。そこに、痩せるということが選択肢として存在していたわけなのですね。

痩せたい、お金持ちになりたい、有名になりたい、モテたい・・・などの、老若男女ともに何かしたいと思うときって目的は必ず一つだと思うのです。

幸せになりたいから

人間が持つシステムだと思います。例えば、みんな何か一つ「この人はこういう風にやったら幸せになったから、私もこういう風にやったら幸せになれるんじゃないか」と考えるようになる。

そうすると、その考えに囚われてしまうのです。

でも、意外と「痩せる」ということが、自分のベストな幸せを作る方法ではないかもしれない

痩せたら幸せになれるというのは、実際には自分が思っているだけで、痩せても幸せにならないかもしれない。

私は、実際に痩せても幸せではなかった。その経験を経て、ようやくそのことに気づけました。