東京の「恵比寿ガーデンプレイス」にある、まるでお城のような建物。ミシュランの星を持つジョエル・ロブションが手掛けるフレンチレストランです。建物の中にはレストランが2つと、バーがあります。パンなどを売るブティックと共にご紹介します。
シェフ「ジョエル・ロブション」とは?
「ジョエル・ロブション」とは、世界で最も多くのミシュランの星を持つ、フランスの有名シェフです。2018年に亡くなった今もなお、「世紀最高の料理人」と言われ、日本でも大変人気があります。
そんなジョエル・ロブションが手掛けるレストランは東京にいくつかありますが、中でも恵比寿ガーデンプレイスにあるお城のような建物「シャトーレストラン」の店舗をご紹介します。シャトーレストランの中にはレストラン2つとバーがあります。
ガストロノミー ジョエル・ロブション
まずは、建物2階にある「ガストロノミー ジョエル・ロブション」からご紹介していきましょう。ジョエル・ロブションが手掛けるレストラン・カフェの中でも最高峰ブランドの格式高いフレンチレストランです。ミシュラン三つ星を2008年から連続で獲得している最高峰のグランメゾンで、店内はゴールドとブラックで統一され高級感があります。
筆者は、「MENU C (20,000円)」をいただきました。(2021年8月のメニューです)
1品目 アミューズブーシュ
「ラングスティーヌ 軽くて香ばしいゴーブレットに」は、手長エビの旨味が詰まった、サクサクで濃厚なホットサンドです。
パンもワゴンからセレクトします。シャトーレストラン内のベーカリーで特別に焼かれたパンです。
何個選んでもOKですが、あまり頼みすぎるとせっかくのお料理が食べきれなくなるので、特に少食の方は、食べ過ぎないの方がベターかと思います。
2品目 スペシャリテ
ロブションのスペシャリテとして有名な、「キャビア アンペリアル ロブションスタイル」。オマール海老の出汁のジュレとキャビア、そしてズワイ蟹がふんだんに使われた贅沢な1品です。
食物アレルギーにも対応していただけます。「インゲン ミモザ風サラダに仕立てて キャビアと共に」は、蟹アレルギーの筆者の為に、スペシャリテの代わりとして提供していただきました。
3品目 前菜
「ゴールドラッシュ なめらかなヴルーテにし、フォアグラのコポーをあしらって」は、ゴールドラッシュという品種のとうもろこし本来の甘さが味わえ、層になったコンソメのジュレ、フォアグラのムースが濃厚な味わいです。
4品目 メイン
「シャラン産鴨 フォアグラとのデュオ チェリーのコンポートを添えて」をメインでいただきました。チェリーソースと鴨、そしてフォアグラの相性が抜群です。フォアグラが少し重くなりそうですが、少し酸味のあるソースなので、食べた後もそこまで重くなく、さすがの一品。
メインと共に提供されるのは、「じゃがいものピュレ」。「自分が三つ星を穫れたのは、じゃがいものピュレのおかげ」とジョエル・ロブション氏が言うくらいの自信作です。
じゃがいもとバターがふんだんに使用され、今まで経験した事がないくらいとてもなめらか、且つクリーミーで濃厚な味でした。この品だけでも、お店に行く価値あり!だと思います。
5品目 デザート
デザートは、いくつかある中から「ミカド 軽やかなマンジャリのムースとピスタチオのクリームをタヒチ産バニラのアイスクリームと共に」をセレクト。濃厚なマンジャリと、ピスタチオのクリームがバニラアイスとマッチして美味しいです。
同席者が選んだのは、「ピーチのムースや、ピーチのコンポート、ピーチのソルベ」。桃から抽出したエキスで作られたジュレなど、桃好きにはたまらない1品です。
デザートワゴン
テーブルにサーブされるデザートの他にも、「デザートワゴン」として、たくさんのデザートが乗ったワゴンが、テーブルに横付けされます。
例えば、サヴァラン、オペラ、ミルフィーユ、タルト、シュークリーム、フルーツのケーキ、バニラアイスなど種類は豊富に用意されています。好きなものを好きなだけ頼めますよ。
カフェとミニャルディーズ・ワゴン(締めくくりの小菓子)
デザートワゴンの後にも、ミニャルディーズ・ワゴンという小さなお菓子のワゴンが続きます。
生チョコ各種、ムースタルト、キャラメル、マカロン、タルト各種、フルーツのゼリー、ロリポップキャンディなど、一口サイズのスイーツが盛りだくさんです。
最後は、お口直しの後味爽やかな「ロブションオリジナルキャンディー」が。もう、心もお腹もいっぱい。最高のサービスと夢のような食事が楽しめるお店です。