茨城県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!茨城県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。茨城県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

茨城県ってどんなところ?

人口 人口推計、2,871,000人 (2019年6月1日)

茨城県の特徴や歴史

茨城県は関東地方北東部に位置し、政令指定都市をもたない県としては国内最大の人口を有します。7世紀に常陸国が成立したとされ、豊かで広大な土地に昔から多くの人々が暮らしてきました。江戸時代には水戸徳川家が居を構え、江戸との水陸交通の要所としても発展しました。人口は特定の都市に偏らず全体に広く分布しており、エリアごとに特色ある都市圏を形成しています。首都圏の台所として農業が盛んである一方、製造業と学術研究分野が強く、食品などの企業本社や、大手製造業の工場・研究拠点が数多く置かれています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

2005年に開業したつくばエクスプレスは、秋葉原とつくば市を最短45分で結び、茨城県の交通アクセスを大きく向上させました。県庁所在地の水戸駅からも、特急で上野駅へ65分ほどで出ることができます。また県内には常磐自動車道や北関東自動車道・圏央道などが縦横に走り、良好な交通網が敷かれています。

東京への高速バスも多く運行され、多くの市町から頻繁に発着しています。都心勤務を続けながら移住することも十分に可能ですね。2010年に民間共用として営業開始した茨城空港は、県央にあり、水戸から約30分、つくばから約50分と、どの地域からもアクセスしやすい立地です。国内線は札幌・神戸・福岡・那覇・下地島、国際線は台北・上海・西安に就航しています。

その他の情報

茨城県は太平洋沿岸特有の穏やかな気候で、夏期は多雨多湿ながら気流の影響で比較的冷涼、冬は乾燥気味で北西山間部を除けば雪に悩まされることはありません。利根川水系などの川が潤す肥沃な大地は多くの農産物をもたらし、茨城県の農業産出額は北海道につぐ全国2位となっています。長い海岸線では海の幸が豊富に採れるとともに、多くの海水浴場がありサーフィンなどマリンスポーツも盛んです。

また茨城県は1住宅あたりの敷地面積が全国1位で、その広さは全国平均の1.5倍以上にものぼります。広々とした自宅や庭を持つことができ、自然に気軽に触れられる環境は子育てにも嬉しいですね。消費者物価地域差指数は全国で38位(平成30年小売物価統計調査)と、物価の安さも住みよさにつながっているでしょう。つくば市を中心とする県南地域は、学術都市・科学都市として国家的に整備され、教育水準が高いことで知られます。

茨城県の移住支援・就業支援制度

茨城県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

茨城県は、通勤の便がよく、ほどよい田舎暮らしができるとあって、移住先としても魅力的です。そんな茨城県の主な移住支援制度を見ていきましょう。

お試し居住

現地の雰囲気を肌で感じ、また地元の人と交流するためには、実際に暮らしてみるのが最も確実です。茨城県ではいくつかの市町村でお試し居住制度が用意されています。利用期間は施設によって異なり、最長1週間程度の短期滞在のものから、1年間利用できる長期滞在用の住居までさまざまです。中には利用料が無料の施設もあり、少ない負担で現地での暮らしを知ることができるでしょう。自治体によっては、職員による町案内や独自の体験プログラムなど、さらに検討を深められる機会が設けられています。

空き家バンク

賃貸・売却を希望する空き家について情報登録し、利用希望者に提供する空き家バンク制度を、多くの市町村が設けています。募集中の物件情報は、県の移住定住ポータルサイトから、所在地や価格などの条件を選んで検索できます。空き家の取得やリフォームに対して助成が出る市町村もありますので、詳細は転入先に忘れず確認してください。

わくわく茨城生活実現事業

東京23区から移住し県内に就業する人への移住支援金制度です。マッチングサイトに登録された求人など所定の条件で就業・起業すると、単身60万円、2人以上世帯100万円が支給されます。転入直前に1年間以上連続、かつ10年間に通算して5年以上、東京都23区に在住または東京圏から23区内に通勤していた人が対象です。申請は転入後3ヶ月以上1年以内に、転入先市町村に行います。