将来受け取る年金は都道府県によって異なることをご存知でしょうか?一番多い都道府県と一番少ない都道府県では、年間で50万円を超える差があります。この記事では、「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和元年度)」をもとに、年金手取り額のワースト3を紹介します。
「年金手取り額」は支給額の約9割
年金の手取り額は受給者によって異なりますが、一般的な手取り額は支給額の約9割とされています。
「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和元年度)」には都道府県ごとの厚生年金保険(第1号)および国民年金の1ヵ月あたりの平均年金月額(税込金額)が記されています。
この記事ではそれらの金額をもとに、以下の計算式を用いて各都道府県の年金手取り額を計算しています。
平均年金手取り月額=(厚生年金平均月額+国民年金平均月額)×0.9
では、平均年金手取り月額ワースト3都道府県を紹介しています。
ワースト3位は秋田県の平均年金手取り額:15万9,875円
ワースト3位は秋田県です。
計算式:厚生年金122,488円+国民年金55,151円)×0.9=159,875円
秋田県は厚生年金平均月額が全国で下から2番目、国民年金平均月額は全国で5番目に低くなっています。特に厚生年金の平均月額が低いことが響いてこの順位になったと思われます。
ワースト2位は沖縄県の平均年金手取り額:15万8,696円
ワースト2は沖縄県です。
計算式:(厚生年金124,217円+国民年金52,112円)×0.9=158,696円