脳科学的に見ても、「繰り返す」ことは大事

(写真=getty images®)

また、脳科学的に見ても、記憶のメカニズムというのは「短期記憶」と「長期記憶」の2種類に分かれているといわれています。記憶を、短期記憶にするか長期記憶にするかを振り分けているのが、脳にある「海馬」という部分。捨てるべき記憶と、前頭葉や側頭葉などに保存しておく記憶をそれぞれに分けて判断をしているのだそうです。

この「海馬」が記憶を振り分ける時に判断するポイントが、「強い印象に残ったもの」「何度も情報を取り入れた反復性」そして、思い出や時間などで残る「エピソード記憶」の3つ。

私たちの頭の中にあるのは、海馬がこの3つの何かに属すると判断した記憶たちだというのです。テキストを眺めながら強い印象を抱くことはなかなか難しいでしょうし、全てに特別なエピソードを準備するわけにはいきません。勉強に関しては、一番繰り返しが効果的なことがわかります。

繰り返しにベストなタイミングをしっかりと計算して!

勉強には「繰り返し」が大切だということがわかりました。では、どのタイミングで繰り返せばいいのでしょうか?

きっとそれは人それぞれに違っているはずです。けれど、エビングハウスの記憶に関する調査をみてみると、最初の勉強から、つぎに繰り返す期間は6日ほどがベストなのでしょう。

1回目の勉強→(6日後)振り返り→(1ヶ月後手前)振り返り、と繰り返すことで、しっかりと学んだ情報の記憶が定着され、自分の身になるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

学びの方法は自己流でも、記憶を定着させるためのメカニズムが分かっていれば、どのあたりから勉強を始めるべきか、どういったスケジュールを取ればいいかがわかるはずです。

大人になると、新しい「学び」は徐々に減ってくるかもしれません。

それと同時に、学生の時に学んだ勉強のことは忘れていくもの。けれど、記憶や学びは失うだけでは自己の成長に繋がりません。脳の活性化のためにも、自分にとってベストな勉強法を知り、知識を増やしていきましょう。ぜひ、自分にとって効率の良い勉強法を見つけてみてください。

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