飯田さんが教えてくれた大切な言葉

――ぶれずに誠実に、ご自身はもちろん、人のために働くということですね。仕事場を拝見しますと、いろいろな言葉が掲げられていますが……?

89歳の現役美容部員の半生「夫を亡くし、これからは自分の人生を作ろうと思った」
(画像=『女子SPA!』より引用)

店内には飯田さんが大切にしている言葉が貼られています

飯田「はい。どれも私が大切にしている言葉たちです。ご紹介しますね。 『人は心程の世を渡る』(人は心程の世を経る) 娘時代に、祖母が教えてくれた言葉です。「人はその人の心がけしだいで、それにふさわしい人生を送るようになる。だから心をしっかり持ちなさい」と。まっすぐ、前向きであれば、同じように健やかな道が拓かれていくということですね。 『もの言すべて善意に解釈すれば腹たたず』 この言葉は母が教えてくれました。何事もよかれと思ってのことと思えば、腹も立ちません。どんな言葉も受け取りかたしだいだし、そこには何かしらの学びを見いだせます。 『あおもよし』 ありがとうございます。 おそれいります。 もうしわけございません。 よろしくお願いします。 失礼いたしました。  この5つの言葉は覚え込んでいて、言い慣れているものです。言いなじんでいなければ、すぐに口には出せません。バスの中でも、『おそれいります』と言うとスムーズに座らせていただけるんですよ(笑)。お仕事も、日々の人間関係もなめらかにしてくれる言葉たちなので、ぜひ覚えておいてください」

89歳の現役美容部員の半生「夫を亡くし、これからは自分の人生を作ろうと思った」
(画像=『女子SPA!』より引用)

店内の様子