あるヒットソングが、中国で規制がかけられる事態となったようだ。

マレーシア人ラッパーのネームウィーと、オーストラリア人シンガーのキンバリー・チェンが歌う中国語ポップス、「Fragile」。YouTubeでの再生回数は3300万回を超え、大きなヒットを記録している。

ヒットの裏側には、この曲の歌詞が中国の人権侵害を暗示し、中国政府を皮肉るような内容だったことがある。

10月にこの曲がリリースされると、中国側はただちに反応。「Fragile」は中国の動画共有サービスから姿を消しただけでなく、2人の存在そのものが、中国版ツイッター「ウェイボー」といったプラットフォームから削除されたのだ。

甘いラブバラードに聴こえるこの曲のどの部分が、「中国への皮肉」だととらえられたのだろうか。

この曲のMVでは、全体的にピンクのセットが取り入れられ、ピンク色の衣装を着たパンダも登場する。

そして冒頭、「Please be cautious if you’re a fragile pink.(傷つきやすいピンクの方はご注意ください)」という警告が出る。