硬貨を入れてレバーを回すと、カプセルに入ったアイテムが出てくるカプセルトイ。そのアイテムのクオリティは年々進化しており、カプセルトイにハマる大人も続出するほどです。
吉野家 ミニチュア コレクション
吉野家 ミニチュア コレクション
中でもSNSで話題になったのが吉野家のカプセルトイ。おいしそうな牛丼はもちろんのこと、丼(どんぶり)の模様や生姜、さらにはお箸についた楊枝まで超ミニチュアサイズながらも完璧に再現されています。 このカプセルトイの中身を作っているのが、「ケンエレファント」というフィギュアメーカー。吉野家の他にも、カリモク60・Technics(テクニクス)など各界の人気メーカーとコラボして、様々なミニチュアコレクションをリリースしています。 超ミニチュアサイズでこの圧倒的な世界観を作り上げているケンエレファントってどんな会社なの?ということで、制作部の樽見純さんと、企画開発部の小嶋喜徳さんにお話を聞いてきました。
カリモク60 ミニチュアファニチャー 第2弾
一番反響があったのは「文具ミニチュアマスコットシリーズ」
――多くの企業の商品をミニチュアフィギュア化されていますが、一番反響があった商品はどれですか? 小嶋さん(以下、小嶋)「『文具ミニチュアマスコットシリーズ』だと思います。このシリーズは2017年に第一弾を発売したのですが、当時はまだリアルなカプセルトイが市場になかったこともあり大きな反響をいただきました」
文具ミニチュアマスコット 1st season
――「懐かしい~!」と思わず声が出そうになります。どれくらいの反響の大きさだったのでしょうか。 小嶋さん「シリーズを紹介した投稿がSNSでバズって、かなりの数のイイねとリツートがつきました。最初はこんなに反響があるとは思わなかったので、ほどほどの数を販売する予定だったのですが、売り上げが大きく伸びてリピート(再生産)をかけさせていただけるようになりました。文具シリーズが話題になったことで、全く知らない業界の方から『うちの商品もミニチュアにして欲しい』と声をかけていただけるようになりました」
文具ミニチュアマスコット 1st season
――各業界の方から声がかかるほどの反響だったんですね。 小嶋さん「はい。文具シリーズは、文具ソムリエールの菅未里さんにディレクションに入っていただき、『どのような文具をラインナップに入れるか』『テーマは何にするか』というところから相談させていただきました。その中でロングセラー商品をラインナップに入れることに決めました。ご協力いただいた文具メーカーさまからは、『古い型ではなくて、最新のデザインのものをミニチュア化して欲しい』というお声もあったのですが、長く愛されてきたものをミニチュア化したいという気持ちから、あえて古い型のロングセラー商品をミニチュアにしました」
文具ミニチュアマスコット 1st season