写真には、その一枚一枚にさまざまな思いが詰まっています。記念日を祝うみんなの笑顔、愛らしい子どもの表情、ちょっぴり切ない横顔。どの一枚にも、そこに結びつく大切な思い出があります。「写真をプレゼントする」というのは、そんな思い出を大切な人と共有しようとすることでもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、プレゼントにおすすめの写真の撮り方や、さまざまなプレゼントの方法をご紹介します。お気に入りの写真を、大切な思い出とともに贈りましょう。

どんな写真を、誰にプレゼントする?

「写真をプレゼントする」と一言でいっても、さまざまなシチュエーションやタイミングがありますよね。誰に、どういった時に渡すのがいいのでしょうか?

そこでまずは、おすすめのシチュエーションをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

究極のオリジナル!写真をプレゼントしよう
(画像=『トランカ』より引用)

お子さまの記念日の写真

お子さまの誕生日や七五三、家族のさまざまな行事など、記念日に撮った写真はプレゼントに最適です。特に、おじいちゃんおばあちゃんなど離れて暮らす家族へのプレゼントにするととても喜ばれますよ。

また、定期的にプレゼントすることで、お子さまの成長の記録を一緒に見守ってもらえます。新しくできるようになったこと、子どもらしい表情などが良くわかる写真を贈りましょう。

家族の思い出の写真

お子さまの写真はもちろんですが、家族みんなで撮った写真も喜ばれます。仲の良いみんなの姿を写真におさめてプレゼントしましょう。

特にプレゼントにおすすめしたいのは、表情がよくわかる「顔をアップにした写真」です。かっちりした全身の写真も良いですが、家族全員だと顔が小さくなってしまいます。みんなで顔を寄せ、アップで撮影するとバランスが良く、表情も良くわかります。

日常の写真

日課の散歩中に撮った自然な表情の一枚、家のリビングで撮れた最高の笑顔の一枚。何気ないタイミングで、お気に入りの写真が撮れることってありますよね。そんな写真も、アルバムやフォトブックにまとめることですてきなプレゼントに変身してくれます。

あなたにとっては何気ない一枚でも、他の人にとっては珍しい一枚、そんな場合もあります。写真をプレゼントにする際には、ぜひ日常の写真も加えてみてください。

お気に入りの一枚

節目ごとに思わず見返してしまうお気に入りの写真。そんな一枚は、大切な人へのプレゼントにおすすめです。

写真の雰囲気に合わせた加工をして、シンプルな額に入れましょう。思わず飾りたくなるような一枚になってくれますよ。

プレゼント用に写真撮影をするときのポイント

次は、プレゼント用の写真をあらためて撮影する場合に注意したいポイントをご紹介します。どのようなプレゼントにするのか、誰にプレゼントするのかをイメージしながら撮影しましょう。

究極のオリジナル!写真をプレゼントしよう
(画像=『トランカ』より引用)

データのサイズを設定する

まずはじめにチェックしておきたいのが、写真の現像サイズです。特に、大きくプリントしたいと考えている場合や、切り抜く可能性がある場合には注意が必要です。事前にカメラの設定を確認し、画像サイズを大きくしておきましょう。小さいサイズで撮影したものを引き延ばすと、画質が荒くなってしまいます。

その際に注意が必要なのが、画像サイズを大きくすることでデータサイズも大きくなるという点です。メモリーカードの容量が少ないと、撮影できる枚数が少なくなってしまいます。容量の大きなメモリーカードを使う、カード内に残っているデータを削除するなどの準備をしましょう。

撮影後に写真の加工をする場合の設定

お気に入りの一枚を作品のように仕上げてプレゼントする場合には、写真の加工が欠かせません。RAWデータの加工ができるソフトを持っている方は、カメラの画質モードを「RAW」に設定しましょう。そうすることで、加工による画質の低下を防ぐことができます。

RAWデータの加工が出来ない場合は、「TIFF」モードを選びましょう。「JPEG」は圧縮されたデータなので、加工には不向きです。そのまま現像する場合以外は避けることをおすすめします。ただし、「RAW」や「TIFF」はデータサイズが大きいのでメモリー容量に注意が必要です。

ピンボケ・手ブレに注意

撮影後に気づくミスとして一番多いのが、ピンボケ・手ブレです。また、この二つは加工で修正することができないため、撮影時に注意する必要があります。カメラのモニターをそのまま見るだけでは確認が難しいので、モニター上で被写体をアップにしてしっかり確認しましょう。

また、オートフォーカスがうまくきかないという場合は、カメラの設定、レンズの設定をそれぞれ確認してください。よくある失敗は、レンズの設定がマニュアルに切り替わってしまっていたというパターンです。オートフォーカスを使う場合には、レンズ側の設定が「AF」になっていることを確認しましょう。

余白を大きめにとる

プレゼント用の写真撮影では、被写体に対していつもより大きめに余白をとることをおすすめします。撮影後、切り抜く可能性があるためです。特に、写真を正方形にする場合や丸く切り抜く場合は、仕上げたい形の中に被写体がしっかり収まっている必要があります。

どういった形に切り抜くのかを事前に決めておきましょう。そうすることで、仕上がりの形に合わせた撮影ができるため安心です。