広島県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!広島県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。広島県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

広島県ってどんなところ?

人口 推計人口、 2,811,000 (2019年6月1日)

広島県の特徴や歴史

広島県は中国地方の中央部に位置し、南側を瀬戸内海に面した県です。古くから海運や街道で近畿や北九州と結ばれ、中国・四国地方の中心都市となっています。毛利輝元が築いた広島城の城下町として賑わい、江戸時代には江戸・大坂・京都・名古屋・金沢に次ぐ大都市でした。

明治以降は軍事都市として整備が進みますが、1945年、原子爆弾で壊滅的な被害を受けました。しかしわずか十数年で戦前の人口を超える復興を遂げ、その歴史から国際平和文化都市として重要な役割を担っています。厳島神社と原爆ドームという2つの世界遺産を有し、国内外から多くの人が訪れる観光都市でもあります。

面積の8割が山地で占められており、都市は海沿いの平地に集約しています。特に広島市には県人口の4割が集中しており、都市機能が凝縮した暮らしやすいコンパクトシティとして知られます。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

広島県内は、中国自動車道・山陽自動車道などの自動車道路網が充実しています。新幹線広島駅があり、博多へ約1時間、大阪へ約1時間半と近く、東京への所要時間も4時間を切ります。広島空港は東京・仙台・札幌・沖縄の他、台北などアジアへも定期便が就航しており、広島駅から1時間ほどのアクセスです。

人口が集中する広島市内は鉄道・路面電車・バスなど公共交通機関が発達しており、移動に不便はありません。

その他の情報

広島県の気候は、沿岸部は瀬戸内式気候に属し晴天が多く温暖で、北部山間地域は降水が多く冬には積雪も見られます。瀬戸内海には美しい多島景観が広がり、中国山地の山々や田園といった緑豊かな風景は心を癒やしてくれるでしょう。ヤマネやオオサンショウウオといった希少な生き物が生息する地域もあります。

自然豊かな郊外や観光地と都心部が比較的近いことが特徴で、都会生活を楽しみつつ気軽に自然に触れられます。カヤックなどのマリンスポーツに挑戦したり、冬にはスキーができたりと、アウトドアスポーツが好きな人にも嬉しい環境ですね。瀬戸内海の海の幸や、レモンなどの農産物も見逃せません。

加えて、県内にはものづくり系を中心に優良企業が多数立地しており、仕事の面でも心強い環境があります。

広島県の移住支援・就業支援制度

広島県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

暮らしやすい都市部と美しい自然が近接する広島県は、移住先としても人気があります。そんな広島県への移住を支える制度を紹介します。

移住支援金

東京23区在住または在勤者が、マッチングサイトに掲載された求人に応募して就職し、県内の対象市町に移住した場合に、移住支援金の支給を受けられます。2021年9月現在、県内7市3町が対象となっています。

金額は単身者の場合60万円、2人以上世帯の場合100万円です。転入直前の10年間のうち通算5年間以上、かつ直前1年以上連続して、23区内に在住または東京圏から23区内に通勤していた人が対象です。マッチングサイト「ひろしまワークス」に移住支援金対象として掲載された求人に就職・転入して、3ヶ月以上1年以内に転入先市町に申請します。

空き家バンク

県内の17市町が空き家バンク制度を設けており、古民家暮らしをしたい人には助けとなるでしょう。県が運営するひろしま空き家バンク「みんと。」では、各市町の空き家バンクと連携し、県内全域の物件情報が整備されています。エリアや条件を指定して物件を検索できるほか、空き家に関する各種補助金についてもまとめられています。物件の詳細なレポート記事は読み応えがあり、物件や周辺の雰囲気を具体的に知ることができます。

ひろしま暮らし支え隊

お試し暮らし

広島県交流・定住ポータルサイトによると、江田島と大崎上島に町営の定住体験住宅が、また広島市に家具家電付きの短期契約型賃貸マンションがあります。他にも、府中市・北広島町・世羅町など各市町に移住体験施設が設けられています。現地に滞在して暮らしを体験してみたり、移住準備中の拠点にしたりと、便利に活用できるでしょう。