「ヒョウタンから駒か、アメリカ商法の技かー私は前者だとは思いますがー短期間に成果をあげたと思います。長期の駐在となれば、クライアントとの関係を更に深めるでしょうし、フランス文化に馴染み、少しはまともにフランス語が喋れるようになるものと期待しています」と書かれたシルヴィーの駐在期間延長願いとは裏腹に、シーズン2では、エミリー、カミーユ、ガブリエルの三角関係が職場に持ち込まれ、二進も三進も行かなくなってしまいます。ガブリエルに未練たっぷりのカミーユは、エミリーをシャンペアのキャンペーンから締め出したり、母親の言うなりにガブリエル奪還作戦を企んだり、シーズン1では見せなかった金持ちの我儘娘ぶりを発揮します。一方、ガブリエルは、カミーユからエミリーに乗り換えたつもりが、「賞味期限付きの恋は真っ平御免!」と言い渡され、未練タラタラ、ねちねち纏わり付いて来ます。潔くない女の腐ったようなガブリエルは鬱陶しいの一言に尽きます。
コロナ禍の外出禁止令下で観た「エミリー、パリへ行く1」は、ワクワク度の高いロマコメで、どの角度から見ても、新鮮そのものでした。しかし、エミリーの三角関係と公私混同故の、もやもや、ねちねちの何ともスッキリしないシーズン2は、字幕の鬱陶しさも手伝って、手放しで楽しめないロマコメに変身してしまいました。
提供・tvgroove
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