そもそも筋肉は、皮膚に覆われているため直接見ることができません。 また、深部にある筋肉に関しては、その存在を感じることさえ難しかったり。

ですが、身体の外側からハッキリと形がわかる筋肉もあります。

その代表的なものが、“腹直筋”。

腹直筋は、腹部の中央に位置する筋肉で、「腹筋が割れている」というのはこの部分が鍛えられていることを意味します。

鍛えることで、しっかりと、ハッキリと効果を目にすることができるので、トレーニングのしがいがあるパーツだと言えるでしょう。

では、腹直筋を鍛えるにはどうしたらよいのでしょうか?

モナカアイスのような形をしている「腹直筋」

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

腹直筋(ふくちょくきん)は、腹部のちょうど中央に位置する筋肉。

例えるなら、モナカアイスを縦にしたようなブロック状に割れた形をしています。

そして、一般的に“腹筋”と言われる筋肉がこの腹直筋にあたるのです。

比較的にスリムで、腹筋が発達している人の場合、腹直筋を横断する3組もしくはそれ以上のハッキリと割れているくぼみが現れるのですが、これが、「腹筋が割れている」と言われる状態です。

どのようなときに「腹直筋」が使われる?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

腹直筋は、骨盤の傾斜(傾き)をコントロールして、腰部の動きに関与します。

腹部を縮めると、骨盤が後傾して腰が丸まるのですが、この動きに関わるのが腹直筋なのです。

つまりは、「腰を丸めるときに使われる筋肉」だと、覚えておくとよいでしょう。

では、腹直筋はどうしたら鍛えられるのか。

まずは、クランチと呼ばれるひざを曲げた仰向けの姿勢から、上体を起こすトレーニング。

クランチは誰もが知っている一般的な腹筋運動なのですが、腹直筋を効果的に鍛えることができるトレーニングです。

加えて、重い物を押すときのような、腰を丸めて踏ん張るとき、この体勢でも、腹直筋が使われます。

が、しかし、そのどちらも無理におこなうと腰を痛める恐れがあるので、注意が必要。

そこでオススメしたいのが、身体の様子を見ながら、比較的安全におこなうことができるヨガのポーズです。