甘酒作りは意外と簡単!5つの方法をご紹介
実は自宅で簡単に作れる甘酒。市販の甘酒は品質を守るために加熱殺菌されているため、熱に弱い酵素が失活してしまうことがあります。甘酒を手作りするなら自分で温度調節ができ、酵素を保てるのでおすすめです。
炊飯器やヨーグルトメーカーをはじめ、甘酒作りの専用キットなど、自宅で甘酒を作る方法があるので、ぜひ試してみてください。
甘酒の作り方1. 家にある炊飯器で作る方法
まずご紹介するのは、炊飯器を使用した甘酒の作り方。炊飯器は種類によって特性や保温温度が異なります。炊飯器を使って甘酒作る際は、ご自宅にある炊飯ジャーの機能や温度をよく確認しましょう。
準備するもの
・米麹 200g
・ご飯 200g
・水 600cc
ステップ①
ご飯に水を入れてかき混ぜる
ステップ②
温度が60℃ほどまで下がったらよくかき混ぜる
ステップ③
炊飯器を保温にセットする
ステップ④
炊飯器の蓋を開けた状態にして、布巾をかけてを55℃の温度を保ちながら10〜15時間ほど保温する
ステップ⑤
温度にムラが出ないようにするため保温の途中で数回かき混ぜる。温度が56〜60℃であることを確認したら完成です
甘酒の作り方2. ヨーグルトメーカーで簡単に!
続いてご紹介するのは、ヨーグルトメーカーを使用した甘酒の作り方。ヨーグルトメーカーを使うと温度調節ができるため、加熱しすぎてしまう心配がありません。
準備するもの
・米麹 200g
・ご飯 200g
・水 600cc
ステップ①
ご飯を容器に移し、水を入れる
ステップ②
箸でよくかき混ぜる
ステップ③
麹を加えてさらにかき混ぜる
ステップ④
内蓋、外蓋をしてヨーグルトメーカーにセットする
ステップ⑤
タイマーをセットし、発酵させる(10〜12時間・60℃で設定)
ステップ⑥
3〜4時間後、発酵を促進させるために一度かき混ぜたら完成です
甘酒の作り方3. 鍋+魔法瓶で昔の甘酒の作り方を再現
続いてご紹介するのは鍋と魔法瓶を使用した、昔ながらの甘酒の作り方。夏には氷を入れて甘酒をアイスで楽しみ、冬にはホットの甘酒を作れば身体が温まります。
鍋と魔法瓶を使って甘酒を作るポイントは、あらかじめ魔法瓶に熱湯を注いで温めておくことです。
準備するもの
・米麹 200g
・ご飯 200g
・水 600cc
ステップ①
鍋にご飯を入れて水を加える
ステップ②
60℃まで加熱する
ステップ③
一旦火を止めて、麹を加える
ステップ④
温度計で測りながら60℃になったらすぐに火を止める(加熱しすぎないように注意する)
ステップ⑤
事前に熱湯を入れて温めておいた魔法瓶に④を入れる
ステップ⑥
温度が60〜63℃であることを確認する。温度が低い場合は再び加熱し、温度が高い場合は鍋に戻して温度を下げましょう
ステップ⑦
魔法瓶に蓋をして10〜12時間ほど発酵させる
ステップ⑧
⑦を容器に移して冷ましたら完成。必ず冷蔵庫で保存し、1週間ほどで飲み切るようにしましょう
甘酒の作り方4. 冷蔵庫に入れておくだけの方法も!
冷蔵庫に入れておくだけで簡単に作れる甘酒もあります。寒造り甘酒とは、低温で発酵させて作る伝統的な甘酒。温度管理をする必要がないので、忙しい方でも安心です。
寒造り甘酒を作る場合は甘みが少なかったり、麹の芯が残ることがあるため、とろみのある食感のおかゆや煮溶かしたお餅を使用するのがポイントです。
準備するもの
・玄米粉麹または粉麹 200g
・水 600cc
・餅 200g
ステップ①
餅を1cm角ほどに切り、鍋に水を入れて煮溶かす
ステップ②
①を容器に移し、60℃くらいまで冷ましたら玄米粉麹または粉麹を加える
ステップ③
冷蔵庫に保存し、1〜3日ほどたったら完成
甘酒の作り方5. 専用キットがあれば初心者でも楽々
マルコメ プラス糀 甘酒メーカー「糀美人」 ¥2,898(税込)
最後にご紹介するのは、専用キットを使用した甘酒の作り方。キットには甘酒メーカーと麹が入っているので、甘酒作りの初心者の方でも安心です。キットを使えば甘酒のほかにも塩糀やしょうゆ糀、ヨーグルトなども作れるので、自宅で発酵食品を作りたい方にもおすすめします。
キットに含まれるもの
・甘酒メーカー「糀美人」1台
・甘酒用国産米乾燥米こうじ 100g×8袋
準備するもの
・おかゆ 0.5合(700ml)またはご飯200g
・水 300cc(ご飯から作る場合のみ)
ステップ①
調理容器、内蓋、スプーンを熱湯消毒する
ステップ②
おかゆ又はご飯を調理容器に入れて60℃ほどになるまでまで冷ます
ステップ③
乾燥米糀を加えて混ぜる
ステップ④
調理容器に内蓋をし、甘酒メーカーにセットして蓋をする
ステップ⑤
電源を付け、タイマーをセットする(8時間・55℃で設定)
(タイマーの時間はお好みで加減してください)
ステップ⑥
タイマーが鳴ったら完成