どの世代の人にも響く作品
――最後に完成作を観ての感想を聞かせてください。
『ボクたちはみんな大人になれなかった』より
森山「それこそ、コミュニケーションツールの変化も、この映画の見せ方としてひとつのポイントになっていると思います。ガラケー、ピッチ、ポケベル、もっと前は公衆電話に文通。今はSNSとか。 全部通ってきた人もいれば、そうではない今の10代とか20代の人にとっては、それらの手触りみたいなものを新鮮に感じたからこそ、原作が主人公世代じゃない人たちにも開かれたんだろうし、どの時代においても、人と関わりたい、繋がりたいという欲求の切実さがあるんだなと感じました。映画ではコロナ禍まで描いたことで、さらにコミュニケーションの変容が見えてきます」
『ボクたちはみんな大人になれなかった』より
伊藤「私はそれこそ知らない世代でもありますが、ひとつ手間がある感じとか、もっと知っていたかったなと思いました。文通とかもそうですが、わざわざやることの大事さってあるなと感じました。 あと、この映画はひとりの人の人生を振り返っているけれど、周りにいる人の人生にもすごく色濃いものがある。みんな頑張ってるというか、いろんな人が戦って生きているなかでの一部一部を見せてもらえたのですごく面白かったです。それから最後の佐藤がタクシーに乗っているシーンは特に好きですね。グッと来ました」 (C) 2021 C&I entertainment <取材・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
提供・女子SPA!
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