通貨は独自のルーブル紙幣

東欧の川沿いに佇む静かなる未承認国家トランスニストリア(沿ドニエストル)
(画像=ja.wikipedia.org、『トリップノート』より引用)

モルドバ共和国に属しながら、事実上独立しているトランスニストリアは、独自の通貨を使用しています。筆者が街中で買い物をしようとしても、モルドバ通貨であるレウはほとんど使えませんでした。また、クレジットカードを使用できる店も限られますので、現金が必要な方は、列車やバスの終着駅、もしくは、ティラスポリ街中の両替所にて換金しましょう。

東欧の川沿いに佇む静かなる未承認国家トランスニストリア(沿ドニエストル)
(画像=toshel、『トリップノート』より引用)

珍しいのは、トランスニストリア独自発行のルーブル硬貨です。

東欧の川沿いに佇む静かなる未承認国家トランスニストリア(沿ドニエストル)
(画像=en.wikipedia.org、『トリップノート』より引用)
東欧の川沿いに佇む静かなる未承認国家トランスニストリア(沿ドニエストル)
(画像=en.wikipedia.org、『トリップノート』より引用)
東欧の川沿いに佇む静かなる未承認国家トランスニストリア(沿ドニエストル)
(画像=en.wikipedia.org、『トリップノート』より引用)

プラスチックでできており、まるでオモチャのようです。

※ティラスポリからキシナウ行きのバスは、車内にてモルドバレイで支払うことができます。

最後に

トランスニストリアは観光資源に乏しい面もありますが、現在でも世界的に問題になっているロシアによる他国の自治州併合(例えばクリミアなど)をリアルに感じられる国でもあります。

旧ソビエト連邦から独立し、ロシアを見据えて軍事強化する国もあれば、ロシアによる併合を熱望してあからさまにアピールし、自ら属する国と戦争にまで発展する自治州もあります。特にここトランスニストリアは、現ロシアの経済的な支援なしには国家として成り立たないということを、実際に訪問することで、複雑な市民感情とともに知ることもできます。

また、モルドバ共和国に属しながら、事実上ロシア配下にあるトランスニストリアは、資本主義の常識が通じない場面もあります。未承認国家のため日本の大使館がなく、モルドバ共和国の主権も及んでいませんので、万が一何かあった時に助けてくれる公的機関はありません。

治安は極めて良いうえ、住民は至って大人しく親切な人々ですが、訪問される方は、特異な動きは極力避け、特にロシア警察にはお気をつけくださいね!

提供・トリップノート

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