ドライブスルーサファリの後はウォーキングサファリへ
歩いてサファリパーク内を巡るウォーキングサファリは、「ふれあいの国」と「野生の国」のエリアに分かれています。今回は「野生の国」エリアからご紹介していきます。
まずは、ベアバレーではエゾヒグマが出迎えてくれます。全部で6頭のエゾヒグマが飼育されており、上から見下ろすように観賞できます。
ベアバレーにはエサをあげることもできるので、下に放り投げると座ったままでも上手にエサを探し出して食べてくれます。
次に「フライングケージ」へ。ここにはさまざまな種類の鳥類などが飼育されています。大きな柵などが特にないので、鳥たちが自由に飛んだり歩いたりする様子を観察できます。
かわいらしいコモンリスザル。ちょこまかと動く姿はとても愛らしく、大人から子どもまで釘付けです。
美しい色のニホンオシドリはつがいで行動しています。ちなみに鮮やかなのがオス、地味な色がメスです。メスは卵やヒナを守るために目立たないようにするために地味な色になっているとのこと。
マガモやモモイロペリカン、フラミンゴなど動物園などでおなじみの鳥たちも多くいます。
寒いのが苦手なカピバラは、温かい湯が出ているそばで固まっています。とぼけたような表情がなんとも言えません。
通路を歩いていると、突然目の前にインドクジャクが美しい羽根を広げていました。これはオスの求愛行動で、美しい羽根をメスに見せつけているのです。しばらく、この美しい羽根で通路を塞いでいました。
フライングケージの出口にはミーアキャットがいます。体長30㎝ほどでとてもかわいいですが、これで立派な大人。
フライングケージを出るとカンガルーが寝そべっているエリアに出ます。
こちらはホワイトライオン。写真だとわかりづらいかもしれませんが、目が真っ白でとても美しいのです。たてがみや体も白いので、普通のライオンとは雰囲気が異なります。
「野生の国」の最後はキリンにエサやりをしてみましょう。
1カップ300円でエサを購入。エサをあげようとすると、こんなに至近距離までキリンが近づいてきます。キリンと視線を合わせられるなんてほかではなかなか体験できません。
ふれあいの国でかわいい動物たちに出会う
ウォーキングサファリの「ふれあいの国」では、さまざまな動物にエサやり体験などができます。入場前にまずは手の消毒をしましょう。
モフモフの毛が温かそうなヒツジにエサ(200円)をあげてみましょう。エサをあげようとする人間の仕草に即座に反応して、ヒツジが次々とやって来ます。
ヒツジの次はヤギ。エサをあげているのは姫路セントラルパークの園長さん。初めに紹介した例の自虐ネタのCMにも登場されています。
ヤギのエリアは通路を挟んで左右にあります。そのエリアを結ぶ木が頭上に渡されているのですが、運がよければここをヤギが渡る様子を見られることができます。
「ふれあいの国」の中でも特に人気なのがカピバラガーデン。「C」の文字があしらわれたゲートをくぐると、そこはカピバラのオアシスが広がります。
このエリアでは、カピバラはあちこち自由に動き回ります。
エサを持っている子どもを見つけると、のそのそと近づいて来たり、温かい湯が出ている場所へ歩いたり自由気ままです。
このエリアではドリンクの販売(フリードリンク、1杯500円)もしており、カピバラを眺めながらゆっくりティータイムが過ごせす。さらに、カピバラグッズも多数販売しているので、お気に入りのカピバラが見つかるかもしれません。
カピバラガーデンを出ると、馬やポニーが飼育されているエリアへ。ここではエサやり体験の他、乗馬体験(ポニー:1周300円、ウマ:1周500円。いずれも14時~15時のみ)もできます。エサをあげる時に馬やポニーに手をかまれないように、設置されている小さなフライパンを使ってエサをあげてください。
スカイサファリで空中さんぽ!
ウォーキングサファリ内の「野生の国」と「ふれあいの国」を結ぶロープウェイがあります。シマウマの模様がなんともサファリな雰囲気を醸し出す、その名も「スカイサファリ」。
開園時間中は常時運行(無料)していて、所要時間は約3分。ドライブスルーサファリエリアを上から見下ろす眺めが好評です。天気が良いときには四国まで見えるそうですよ。