第32番 禅師峰寺(ぜんじぶじ)

四国遍路の道【修行の道場】高知の寺16箇所1.jpg
(画像=えちこ 禅師峰寺 仁王門、トリップノートより引用)

土佐沖を行きかう船の安全を願い行基によって開かれ、弘法大師が彫った十一面観世音菩薩像は「船塊観音」と呼ばれ、今も漁師や船乗りの方に信仰されています。標高82mの峰山の頂上にあり、境内からは土佐湾を一望することができます。

第33番 雪蹊寺(せっけいじ)

四国遍路の道【修行の道場】高知の寺16箇所1.jpg
(画像=えちこ 雪蹊寺 本堂、トリップノートより引用)

本尊は、鎌倉時代有名仏師、運慶作の薬師如来像。鎌倉時代、一度廃寺になった後、戦国時代に長宗我部元親の援助により再興。元親の菩提寺となり、その際、寺名は法号にちなんで雪蹊寺と付けられました。

第34番 種間寺

四国遍路の道【修行の道場】高知の寺16箇所1.jpg
(画像=えちこ 種間寺 本堂、トリップノートより引用)

大阪四天王寺の建立に携わった百済の仏師が帰国の途中、土佐沖で時化にあい、この地に避難。その際に刻んだ薬師如来を弘法大師が本尊としました。そして、その時に唐から持ち帰った米、麦、あわ、きび、豆(またはヒエ)の五穀を境内に蒔いたことから、この寺名が付いたと伝えられています。

第35番 清瀧寺

四国遍路の道【修行の道場】高知の寺16箇所1.jpg
(画像=えちこ 清滝寺 本堂と薬師如来像、トリップノートより引用)

仁淀川と土佐市を一望できる高台にある寺院。弘法大師が金剛杖で地面を突くと清水が湧き出て滝になったという伝説から、寺の名が付けられています。境内には、台座を含め15mもの高さの薬師如来像があり、真っ暗な通路を手探りで進む「胎内めぐり」ができます。