「推しと結婚したければ、しちゃえばいいじゃない!」そんな夢のような時代がやってきました。大好きな推しキャラやアイドルとも“結婚”できるソロウェディングについて、クリエイティブフォトスタジオ エイムの荻野幸子さんに話を伺いました。
一人でもドレスを着られる機会を作りたかった
――ソロウェディングは、「推しと結婚できる!」「お一人様でもウェディングドレスを楽しめる!」と話題になっていますね。このサービスは、いつから始まったのでしょうか?
「3年ほど前、2018年ごろからソロウェディングのプランをスタートしました。きっかけは昨今の晩婚化で“まだ結婚の予定はないけれど、ドレス姿を撮っておきたい”というニーズがあると思ったことです。最近の女性は成人式の際に振り袖と一緒にドレスを着て記念写真を撮る方も多いのですが……。それを見て、“今の女の子はいいな。自分ももっと若いときにドレス姿を撮っておけばよかった”と思ったことも大きいですね。
それと、大人になって結婚の予定がない友人と会って、“この子は一生ドレスを着ないかもしれないんだ。きっと素敵になるのにもったいないな。ひとりでもドレスを着られる機会があればいいのに”という気持ちもありました」
若いうちに写真を取っておきたいという利用者も多い
――最近の成人式は、“大人の七五三”のように自由で楽しそうですよね。そういった楽しさを、ソロウェディングで提供したいと。
「はい。昔は成人式で晴れ着を着て、その数年後に結婚写真を撮る……という方が多かったと思いますが、今は生き方も多様化していますから。“結婚はまだわからないけれど、とりあえず若いうちにドレス姿を撮っておこうかな”という方も多いです」
――最近の女性は自撮りやコスプレ、プリクラに親しんできたこともハードルを下げているように思います。
「おっしゃるとおりです。例として、こんな“ソロ婚”がございます」