社会:たばこの値上げと飲食店での全面禁煙開始

コネストの目!ニュースで見る韓国~2014/2015年冬編~
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

禁煙政策に拍車がかかった2015年。1月1日からは、たばこ1箱当たり2,000ウォン(約200円)値上げされた他、面積規定により一部許可されていた飲食店での喫煙は面積に関係なく全面禁止となり、カフェ等で設置が許されていた喫煙席も廃止。代わりに喫煙の目的にのみ利用できる喫煙室の設置が許可されましたが、厳しい条件が設けられました。また禁煙区域で喫煙が摘発された場合、違反者には10万ウォン(約1万円)、飲食店の経営者には170万ウォン(約17万円)の過料が課されるなど、罰則が提示され、喫煙者にとってはますます厳しい社会状況に。政府機関・保健福祉部では、病院で禁煙治療を受ける人に対しカウンセリング料や薬代などを支援する制度も実施し、禁煙ムードを促進していく方針です。このような中、喫煙者たちの間で苦肉の策としてコストダウンに適した1本たばこや、電子たばこが流行するという現象も見られました。

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全面禁煙となった飲食店
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たばこのばら売りも登場
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電子たばこが人気に ## 社会:第2ロッテワールド、安全性に懸念の声 2014年10月、韓国を代表するテーマパーク「ロッテワールド」で有名な蚕室(チャムシル)エリアに、新しくオープンした大型複合施設「ロッテワールドモール」。「第2ロッテワールド」と呼ばれ、フロア面積が韓国最大級のショッピングモールやアジア最大の上映館数とギネス登録された世界最大のスクリーンを備えた映画館などがひとつの施設に統合した注目の新スポットとして、人々の関心を集めました。しかし、昨年12月、ビル内にある水族館での水漏れや、映画館での床の震えなどが提起され、建物の安全性に対する懸念の声が高まりました。これに対し、ロッテ側は記者会見を開き、公的に国民に謝罪。ソウル市の指示に従い水族館と映画館の営業を停止しました。「外部の専門機関による詳細な安全点検を実施し、後続措置を取る」と約束し、現在安全管理委員会を発足して、安全点検結果と超高層建築技術に関する説明会を開くなど、市民の不安解消に努めています。
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ロッテワールドモール
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水族館「ロッテアクアリウム」

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映画館「ロッテシネマ」

経済:急増する中国人観光客

韓国を訪れた外国人観光客数が過去最多を記録した2014年。その内中国人が612万6,865人で、全体の43.2%を占め、国内を旅行する外国人2人のうち1人は中国人であるということが韓国法務部の調査で明らかになりました。中国での韓流ブームや中国人観光客に対するビザの発給条件緩和などを受け、韓国を訪れる中国人の数が急増。これにより、観光収入も176億ドル(約2兆1,169億円)となり、共に過去最高を記録しました。 中国人観光客の増加に伴い、韓国の主要観光地にも変化が起きています。ソウル随一の繁華街・明洞(ミョンドン)では、バーガーキングやスターバックスが相次いで撤退し、その跡地に中国人に人気の高い韓国産中低価格の化粧品取扱店が軒を連ねるようになりました。また旅行者の利用が多い免税店では、中国人を対象にしたプロモーションを積極的に実施。過去最大となる約13万人の中国人が押し寄せた旧正月の連休には、各百貨店の免税店で中国人向けの多彩なイベントが開催されました。 韓国を訪問する中国人観光客は向こう6年間で約3倍に増えると推定されており、韓国の内需低迷を補う活性剤として大きな役割を果たすことが期待されています。

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
チープコスメ店がひしめく 明洞のメインストリート

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中国人に人気のお手ごろ価格の パック専門店

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中国人向けサービスに力を入れる免税店