父親の再婚に戸惑う女子高校生が成長していく姿を見つめた映画『かそけきサンカヨウ』で、親子を演じた志田彩良さんと井浦新さんにインタビュー。

井浦新×志田彩良、親子役に。「井浦さんの一言に救われました」
(画像=『女子SPA!』より引用)

(左)志田彩良さん、(右)井浦新さん

 主演としての緊張もあった志田さんが、井浦さんにかけてもらって心が軽くなった言葉とは? また、雨を含むと透明になるという“サンカヨウ”の花にちなみ、お互いを“色”にたとえてもらいました。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

印象的なタイトルについて

――とても印象的なタイトルですが、サンカヨウの花を実際に見たことはありますか?

井浦新×志田彩良、親子役に。「井浦さんの一言に救われました」
(画像=『女子SPA!』より引用)

『かそけきサンカヨウ』より

志田彩良さん(以下、志田)「今作で、絵を描くシーンがありました。なので、撮影を行う前に絵を描く練習をしたのですが、その時にサンカヨウを拝見しました」 井浦新さん(以下、井浦)「うわー、そうなの? 僕は実物を見たことないです。実際に小ぶりな花なの?」 志田「思った以上に小さかったです」 ――“かそけき”(幽けき)という言葉も耳慣れませんね。調べてしまいました。 井浦「なかなか使う機会も、というか機会以前に、言葉としてなかなか出てこないですが、日本語らしい繊細な言葉ですね」

互いを色にたとえるなら?

――サンカヨウは、雨を含むと透明になるというステキな花です。お互いを色にたとえるなら何色だと思いますか?

井浦新×志田彩良、親子役に。「井浦さんの一言に救われました」
(画像=『女子SPA!』より引用)

『かそけきサンカヨウ』より

井浦「今回、志田さんの演じた陽という役が、暖色系の淡い色だと思うんです。志田さん本人にもそうした暖色系が浮かびますが、そこには白いベースがある気がします。現場だけでなく、こうした取材を受けるなかでも、自分の言うべき思いをしっかり伝えようとしている姿があって、そこに、白が思い浮かびますね」 志田「井浦さんはすごくパワフルな方だと思います。役によって全く違った印象があって、私が目指している役者像も、井浦さんそのものです。そこに改めて色を思い浮かべるとするなら……」 井浦「色んな色を混ぜて黒くなっちゃったとか?」 志田「いえ(笑)。いい意味で、どの色の印象もないです。井浦さんは、様々なシチュエーションによって、どの色にもなれるのだろうなと思います」