痩せたいから、いろいろなダイエット方法に手を出してはみるものの、自分を追い込めずにいつも挫折しては、自分を責めていませんか?実は、本当に痩せようと思ったら、厳しすぎるダイエットはご法度なんです。それよりも「気づけば自然に体重が落ちていた」という痩せ体質を作ってしまう方が、実は近道。さっそくその方法についてご紹介していきますね。
厳しいダイエットでリバウンドの確率が上がる
徹底してカロリー制限したり、糖質制限したりするなどといった、厳しい食事制限による体重減少はリバウンドにつながる可能性が大きいです。なぜなら、少ない栄養素しか入ってこない状態によって、体が飢餓状態に陥り、入ってくる栄養素だけでまかなえるように、消費エネルギーを節約しようとしてしまうからです。
これにより、基礎代謝量が減り、ダイエットのつもりが痩せにくい体質を作ってしまうはめに。つまり、栄養が足りない状態が続くと、少しの栄養を効率よくとり込むために、食べたものをなるべく吸収して蓄えようという働きが生じ、脂肪を溜め込みやすい体質へと変わってしまうのです。
だから、目標体重を達成したとしても、それは束の間。厳しい食事制限をやめた途端に、リバウンドの嵐が待ち受けているのです。
楽して痩せるには、「痩せ体質」になるのが近道!
とくにダイエットしているようには見えないけれど、羨ましいくらい痩せているスタイルのよい人っていますよね?
そのような人には、「痩せ体質である」という共通点があるのです。それは何も遺伝的な理由だけではありません。毎日簡単にできる習慣を身につけて続けていくことで、誰だって痩せ体質になれるのです。楽して痩せたいと思うと、即効性のあるものに飛びつきたくなるのもわかりますが、一見時間がかかるように見える、地道な習慣作りをした方が、痩せる近道なんですよ。
痩せ体質を作る毎日の簡単習慣その1:筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる!
痩せ体質の人は、基礎代謝が高いことが多いです。呼吸や消化などの生命維持活動に必要な基礎代謝が高ければ、同じ量の食べ物を食べ、同じように生活していても基礎代謝による消費カロリーが多いため、太りにくくなっているのです。
基礎代謝量を上げるために、習慣にしたいのが筋肉量を増やすこと。必ずしもジムでマシントレーニングをする必要はありません。自宅でのスクワットや腹筋運動で十分です。自分のできる方法で筋肉量を増やしましょう。
痩せ体質を作る毎日の簡単習慣その2:全体の食事量を減らすのでなく、夕食を控えめに
全体の食事量を減らすとなるとつらくてストレスもたまるし、厳しすぎるとリバウンドにもつながりかねません。それよりも食事のタイミングによって、量を工夫することを考えましょう。活動量の少ない夕食は控えめに。
筆者は夕食のあとのくつろぎタイムについ間食をしてしまいがちなのですが、絞りたいときは夕食後の「ちょこっと間食」をやめるだけで、違ってきます。その分、これから活動する朝やお昼はしっかり食べてOKです。
不思議なもので「食べてもいい」と思えると、「食べられるときに食べないと」というドカ食い防止にもなって、痩せ体質へと近づけます。
痩せ体質を作る毎日の簡単習慣その3:食事はよく噛んで味わって食べる!
これも子どもの頃から言われていることですが、忙しい現代人は、ついつい時間に追われて、食事をよく噛まないで放り込むだけになりがちです。よく噛まずに早食いすると、満腹中枢への刺激が足りず、どんどん食べてしまう「ドカ食い」状態へまっしぐら。
よく噛むことで満腹中枢を刺激して、少量の食事でも食欲も心も満たされるように、しっかり食事を味わうようにすることが、痩せ体質に変わる秘訣です