【見どころ②】三猿が彫られた神厩舎へ

日光東照宮の見どころを徹底解説!お守りや御朱印の情報も見逃せない
(画像=『あそびのノート』より引用)

神に仕えるご神馬(しんめ)をつなぐ厩「神厩舎(しんきゅうしゃ)」。古くから猿が馬を守るとされていることから、長押(なげし)上には猿を描いた8面の彫刻が並んでいます。これらは猿の一生を人間の一生になぞらえて世代ごとに風刺され、なかでも幼年期を表現した「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿はあまりにも有名。猿の彫刻を含む神厩舎自体が重要文化財となっています。

※2021年4月現在、コロナ禍のため、当面の間ご神馬は見られません。

一生を描いた三猿の彫刻

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(画像=『あそびのノート』より引用)

三猿が最も知られていますが、全部で8面に16匹の猿の彫刻があります。母猿と子猿を描いた母子の彫刻から始まり、三猿を描いた幼児期、そして少年期から大人になるまでが各面に描かれ、これらはそれぞれ人生の教訓を表しています。

【見どころ③】金色に輝く絢爛豪華な国宝・陽明門

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(画像=『あそびのノート』より引用)

東照宮のシンボル的存在でもある陽明門。黄金に輝くこの門は、国宝に指定された日本を代表する最も美しい門といわれています。匠の技が光る数々の繊細な彫刻により構成された門は、いつまで見ていても見飽きないので「日暮の門」とも呼ばれています。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

陽明門を支える12本の柱のうち、1本だけ他の模様とは上下が逆さまの柱があります。これは「建物は完成した時点から崩壊が始まる」という意味をふまえ、あえて1本を逆さに設置して“未完成”ということを示しているのです。どの柱が逆さか探してみましょう。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

陽明門の左右にのびる廻廊にも注目。外壁に国内最大級といわれる花鳥の彫刻が飾られ、一枚板の透かし彫りを極彩色に彩った作品が並びます。

気になる門の彫刻をピックアップ

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(画像=『あそびのノート』より引用)

上段で黄金の輝きを放つ彫刻は、上が龍、下が息という霊獣。その下の白い龍は「目貫きの龍」といい、金色のひげや爪が特徴です。さらにその下には、故事逸話や子どもの遊び、聖人賢人などを表した、500体以上の繊細な彫刻が施されています。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

屋根に無数に連なる「唐獅子」。1体ごとに口の開き方が違うので、注意して見てみましょう。

陽明門近くで気になる物を発見

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(画像=『あそびのノート』より引用)

陽明門近くに立つ銅製の「廻転燈籠」は、1643(寛永20)年にオランダから奉納されたもの。そばには「釣燈籠(つりとうろう)」や「蓮燈籠(はすとうろう)」も立っていて、これらの燈籠すべてが重要文化財です。

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(画像=『あそびのノート』より引用)

燈籠上部の葵紋がすべて逆さに取り付けられていることから「逆紋の廻り燈籠」とも呼ばれています。

また、陽明門近くには、天井に勇壮な龍の絵が描かれた本地堂もあります。この龍の顔の下で拍子木を打つと、龍の鳴き声が堂内に響きわたります。