愛知県のかわいい方言「三河弁」をご存知でしょうか?びっくりするような特徴的な「三河弁」からちょっと使ってみたいかわいい「三河弁」まで、使い方と具体例を詳しくご説明していきます。ご自身の地元の言葉と比較しながら楽しんで見ていってくださいね!
愛知県のかわいい方言「三河弁」の特徴は?
「名古屋弁」と「三河弁」愛知の方言はどっち?それぞれの特徴は?
愛知県には「名古屋弁」と「三河弁」の二種類の方言が存在します。愛知県は大きく分けて尾張地区と三河地区に分かれているので、自身の出身地区によって方言が異なりますが、現代では進学や就職、また県外からの移住者の影響により方言を使用していなかったり、二つの方言をミックスさせて使用している人が多く見られます。
主にテレビなどで愛知県の方言としてわれている「エビフリャ~」や「でら〇〇」といった方言は「名古屋弁」に該当し、名古屋地区周辺のいわゆる尾張地区出身者が主に使用しています。そして今回ご紹介していく「三河弁」は三河地区出身者が主に使用する方言となります。
愛知のかわいい方言「三河弁」の基本は「じゃんだらりん」!
まず「三河弁」の一番の基本と特徴は「じゃん・だら・りん」です。この3つをおさえておけば、三河弁をマスターしたと言っても過言ではありません。簡単に説明すると言葉の語尾に各方言を使用するのですが、意外と使いこなすことが難しいので各方言を一つづつ詳しく確認していきたいと思います!
でもその前に、愛知の方言(愛知弁)の徹底解説をチェックしちゃいましょう!かわいい方言もたくさん紹介されているので女子必見です!
愛知県のかわいい方言「三河弁」の使い方と具体例一覧!
愛知県のかわいい方言三河弁:「行こまい」
愛知県のかわいい方言「三河弁」一つ目は、「行こまい」です。「行こまい」は、「~に行こう」という意味で主に使用されています。
【行こまい】
「明日買い物に行こまい。」 | 「明日買い物に行こう。」 |
「早よ行こまい!」 | 「早く行こう!」 |
「もう行こまい。」 | 「もう行こう。」 |
愛知県のかわいい方言三河弁:「じゃん」
愛知県のかわいい方言「三河弁」二つ目は、「じゃん」です。「じゃん」は、「~ね」「~だ」という意味で主に使用されています。また、断定的な言い方をする時に使用する場合が多いです。
【じゃん】
「これ美味しいじゃん。」 | 「これ美味しいね。」 |
「良いじゃん!」 | 「良いね!」 |
「いかんじゃん。」 | 「駄目だ。」(※いかん→駄目) |
愛知県のかわいい方言三河弁:「じゃんね」
愛知県のかわいい方言「三河弁」三つ目は、「じゃんね」です。「じゃんね」は、「~からね」「だよね~」という意味で主に使用されています。また、「じゃんね」の後に何か言葉が続く場合が多いです。
【じゃんね】
「昨日買い物行ったじゃんね、それで・・・」 | 「昨日買い物行ったんだよね、それで・・・」 |
「会いたいって言ったじゃんね、だから・・・」 | 「会いたいって言ったからね、それで・・・」 |
「子どもがそれ欲しいって言ってたじゃんね~。」 | 「子どもがそれ欲しいって言ってたんだよね~。」 |
愛知県のかわいい方言三河弁:「だに」
愛知県のかわいい方言「三河弁」四つ目は、「だに」です。「だに」は、「~だよ」という意味で主に使用されていますが、三河地区でも一部の地域でのみ多く使用されている方言です。
【だに】
「今日宿題がいっぱいあるんだに~。」 | 「今日宿題がいっぱいあるんだよ~。」 |
愛知県のかわいい方言三河弁:「だら」
愛知県のかわいい方言「三河弁」五つ目は、「だら」です。「だら」は、「~でしょう」という意味で主に使用されています。また、「だら~」と語尾をのばして使用することも多いです。
【だら】
「この水筒〇〇ちゃんのだら~?」 | 「この水筒〇〇ちゃんのでしょう~?」 |
「ほーだら~。」 | 「そうでしょう~。」 |
愛知県のかわいい方言三河弁:「さばくる」
愛知県のかわいい方言「三河弁」六つ目は、「さばくる」です。「さばくる」は、「探す」という意味で主に使用されています。また、狭い範囲の中で物を探す時によく使用されています。
【さばくる】
「ちょっと、鞄の中さばくってみて~。」 | 「ちょっと、鞄の中探してみて~。」 |
「冷蔵庫の中さばくったらあるだら~?」 | 「冷蔵庫の中探したらあるでしょう~?」 |
愛知県のかわいい方言三河弁:「りん」
愛知県のかわいい方言「三河弁」一つ目は、「りん」です。「りん」は、「~しなさい」「~してみなよ」という意味で主に使用されています。軽い命令口調の時によく使用されています。
【りん】
「早くご飯食べりん。」 | 「早くご飯食べなさい。」 |
「~してみりんよ。」 | 「~してみなよ。」 |
「三河弁」の変わった方言をご紹介!使い方と具体例は?
「三河弁」の変わった方言:「車校」
「三河弁」の変わった方言一つ目は、「車校」です。「車校」とは「教習所」の事を指します。主に車の免許を習得する場合の教習所の事を指しますが、バイクなどの教習所場合でも「車校」を使用している人が多いです。
【車校】
「車校に行ってくる。」 | 「教習所に行ってくる。」 |
「三河弁」の変わった方言:「鍵をかう」
「三河弁」の変わった方言二つ目は、「鍵をかう」です。「鍵をかう」とは「鍵をかける」事を指します。家の玄関に限らず、自転車や部屋のドアなど鍵全般を指して使用されます。
【鍵をかう】
「家の鍵かった?」 | 「家の鍵かけた?」 |
「自転車の鍵かう?」 | 「自転車の鍵かける?」 |
「三河弁」の変わった方言:「血が死ぬ」
「三河弁」の変わった方言三つ目は、「血が死ぬ」です。「血が死ぬ」とは「青あざ」の事を指します。転んでケガをした後の傷などによく使用されています。
【血が死ぬ】
「そこ、血が死んどるじゃん!」 | 「そこ、青あざ出来てるよ!」 |
「三河弁」の変わった方言:「机をつる」
「三河弁」の変わった方言四つ目は、「机をつる」です。「机をつる」とは「机を後ろに押し下げる」の事を指します。学校などの掃除の時間に机を後ろに押し下げる場合によく使用されます。
【机をつる】
「掃除の時間だから、机つってー。」 | 「掃除の時間だから、机を後ろに押し下げてー。」 |
「机つるからそこどいて!」 | 「机後ろに押し下げるから、そこどいて!」 |