気になるシミ・ほくろが消しゴムのように取れると噂のカソーダ、皆さんご存知ですか?カソーダはひまし油と重曹のたった二つの材料で簡単に作れます。自宅で出来るセルフケアで効果が出るカソーダの秘密と正しい使い方を一挙公開します。シミに悩む女性の救世主になるかも?!
ひまし油と重曹を混ぜた「カソーダ」とは?
カソーダはアメリカで開発
カソーダはアメリカで開発され、肌の凸凹をつるつる滑らかにしてくれる商品として、爆発的な人気を呼んだ商品です。値段も安く、気になる肌の凸凹がなくなるという素晴らしい商品ですが、使い方を間違えてしまうと大変な商品でもあります。
心霊治療家で有名なエドガー・ケーシーがひまし油を使った健康法を提唱していたことから開発されたとされるカソーダは、医薬品ではないことから、誰でも使える商品ではありません。効果が期待される一方、リスクも大きいと考えられます。
ひまし油とは?
ひまし油とは、トウゴマの種子から抽出した植物油です。実はトウゴマは毒性の強い植物ですが、なぜか抽出した油は人畜無害という大変不思議な植物です。日本では下剤として使われることで有名ですが、近年美容面でも効果があるということで、人気のある植物油になっています。
ひまし油の用途
シミを薄くする
肌の保湿
ニキビ肌の改善
皮膚の炎症を鎮める効果
イボの除去
肉割れや妊娠線の改善
重曹とは?
重曹は料理やお掃除に使ったり、馴染みのあるものではないでしょうか。しかしカソーダとして、別名「炭酸水素ナトリウム」をひまし油と混ぜて使用する場合は、重曹「炭酸水素ナトリウム」は皮膚を溶かす役割を担っています。
重曹の用途
頑固な油汚れの掃除
茶渋や湯垢取り
排水口のヌメリ・ニオイ取り
入浴剤
ホットケーキを膨らませる<食用の重曹に限る>
お肉を柔らかくする
ひまし油と重曹を混ぜると?
ひまし油にアルカリ性の重曹を混ぜることで出来るカソーダは、重曹で一旦皮膚を溶かしてしまい、ひまし油の効果を発揮させやすくしていると考えられます。二つを混ぜることで、強力なシミ取りクリームとなるわけです。
カソーダ(ひまし油と重曹)の5つの効果
①シミ・ほくろが除去できる
綺麗な肌に憧れる女性は、大人の女性すべてと言っても過言ではないでしょう。シミ・ほくろがなければ…と思っている人は、カソーダは気になるクリームですよね。安価で自宅でシミ・ほくろが除去できるなら、ぜひ試してみたくなりますね。
濃いシミ・ほくろは、一回の再生では綺麗になくなりません。根気強さが鍵となりますので、皮膚が再生したらカソーダを塗布する作業の繰り返しになります。シミ・ほくろのない綺麗な肌作りの長い鈍行の旅にでかけみませんか?急ぎの方は、レーザー治療でビュンとどうぞ。
②イボが除去できる
つい気になって触ってしまうイボもテンション下がる皮膚トラブルの一つです。イボが取れて、つるっと滑らかな肌になったら、幸せが訪れてくる前触れのような気分に。
イボ取りに効果的なのが、イボをつまようじなどでカリカリ軽くこすってから、カソーダを塗布していく方法です。小さいイボなら、一回で効果がでた人もいるほどです。
③ニキビ跡に効く
醜いニキビ跡も、一旦皮膚を溶かして再生させるカソーダは、実力を発揮してくれます。ニキビ跡が集中してある人は、一気に綺麗にしようとせず、徐々にカソーダを塗布していきましょう。
④気になるアザが除去できる
肌の弱い人や、体質によってケガによるアザが、なかなか消えない人もいます。ケガによって出来てしまったアザが気になる人は、ぜひカソーダをお試しください。強制的に皮膚を再生させるカソーダはアザ消しにも効きます。
⑤頑固なタコやかさぶたが除去できる
カソーダは皮膚を溶かし、新しい皮膚を再生させることから、頑固なタコやかさぶた状になってしまった肌にも効果的です。頑固なタコは、ほくろ同様根気が必要ですが、自宅でコッソリケアしていけるのもいいですね。
カソーダ(ひまし油と重曹)の4つの危険性
①高校生以下の使用は避ける
成長期の過程で起こる肌トラブルは、思春期で気になる人もいますが、カソーダはあくまでも強制的に肌を溶かし、新しく再生させるものなので、成長期のホルモンバランスの乱れの肌荒れには、悪化する可能性もありますので、おすすめできません。
カソーダ(ひまし油と重曹)ではなく、ひまし油のみの使用をおすすめします。ひまし油だけでも、シミやソバカスを薄くする効果が期待できますので、どうしても気になる人は、お試し下さい。
②顔に使用する時の注意点
カソーダは、肌を溶かし再生させるため、万が一のことを踏まえて、顔の使用は自己責任としています。使用上の注意をしっかり守って、異常があればすぐに中止して下さい。
顔に使用する場合や人の目に触れる場所に塗布する場合は、必ず皮膚の柔らかい箇所でパッチテストを行ってください。異常がないのを確認してから、シミやほくろに塗布するようにしましょう。
③カソーダは火傷を負った状態
カソーダは、肌を溶かしてしまうことから、火傷を負った状態になります。肌再生していく段階で、引っ掻いたり、掻きむしったりすると、跡が残ってしまう可能性がありますので、カソーダを塗布した部分は、むやみに触れないようにしましょう。
日焼けした肌を早く修復するには、保湿が大事です。カソーダを塗布した部分も火傷させた状態になりますので、洗ったあとの保湿はしっかり行いましょう。
④カソーダは紫外線厳禁
新しく肌が再生していく過程で、紫外線を浴びてしまうと、シミが出来やすくなります。せっかくの効果が台無しになってしまいますので、カソーダを塗布した部分は、絆創膏を貼るなどしっかり紫外線対策しておきましょう。
カソーダ(ひまし油と重曹)の作り方
自宅で作れるカソーダの作り方
カソーダは空気に触れると酸化して劣化してしまうので、大量の作り置きはできません。面倒ですが、保存するふた付き瓶は小さいものを選び、瓶に入るだけの量を作っていきましょう。
用意するもの
粒子の細かい食用の重曹
ひまし油
密封できる保存容器
新しい竹串
保存する容器は、熱湯消毒してしっかり乾かしておきます。保存瓶にひまし油と重曹を入れますが、重曹の割合が多いので先に重曹を入れると、こぼれ防止になります。二つの材料が入ったら、新しい竹串でクリーム状になるように混ぜます。竹串にちょこんと乗っかる程度になったら出来上がりです。
POINT
ひまし油と重曹の割合
ひまし油と重曹の割合は、ひまし油が1に対して、重曹は2にします。【ひまし油1:重曹2】を混ぜて作っていきます。
ひまし油が多すぎるとトロッと垂れてしまい、余計なところにカソーダがついてしまう可能性があります。この場合は、重曹を少しずつ足して調整して下さい。反対に重曹が多すぎると、クリーム状にならずもったりして肌への負担も大きくなってしまいます。この場合も、ひまし油を少しずつ足していき、調整しましょう。
カソーダはネットでも購入可
手作りカソーダは面倒くさい!と思った方は、ネットで購入する方法もあります。しかし、実際使ってみて肌荒れしてしまったら、このカソーダはあとは使えません。手作りなら、カソーダが肌に合わなくても、余ったひまし油・重曹それぞれ単品で使えますので、自分の肌に合うのを確認してから購入するのをおすすめします。