どこへいっても嫌われず人の輪の中にいる人たらしの特徴は、笑顔とひとを惹きつける話術です。また、人たらしは良い意味でも、男たらしや女たらしは悪い意味でつかわれてしまいます。その理由や人たらしのできる行動を15選に絞り紹介します。
人たらしとは?
元々は「たぶらかし」からきている
人たらしという言葉は元々はひとを誑かすという意味から発生した言葉でした。この「たぶらかす」という言葉はあまり良い意味で使われるものではなく、ひとをだますことや甘い言葉で相手を誘うといった悪い意味合いの言葉でした。現在も人たらしは良い意味でも悪い意味でも使われる言葉の代表格となっています。
ビジネススキルなどで注目される「人たらし」
人たらしというスキルは、その特徴から営業マンやビジネスマンに注目されています。実績を取ってくるにおいて相手から無条件に信頼を得るにはこの人たらしのスキルが必要不可欠だからです。相手に害を与えるわけではなく、誰もから好まれやすい人たらしのスキルは磨けば誰もが努力で手に入れることができます。
人たらしには共通されるものが多くあるからこそ、誰もがこぞってそのスキルを手に入れようとしています。
人たらしが良い才能だと言われる理由
第一印象がいい
人たらしだと言われるひとたちの多くはとても第一印象が良いひとたちです。どこか垢抜けた感じを持っており、とっつきにくさもなく爽やかな人当たりで相手を魅了します。身なりや表情にもよく気を配っているためまるで優秀な営業マンのようなスキルとも言えます。
礼儀が正しく相手に嫌な思いをさせない
人たらしのひとはマメな性格をしていることが多く、礼儀などもしっかりと身につけているひとが多いです。そのため初対面のひとであっても礼儀を尽くし、相手に不快な思いをさせず好印象を持たせることができます。人たらしのひとは闇雲に相手の懐に入るのではなくきちんとした順序から相手に受け入れてもらうのです。
卑屈さがなく、相手に肯定的
人たらしのひとたちはあまりネガティブな言葉や、攻撃的な言葉を使うことを好みません。ネガティブな言葉は誰かを傷つけることがあり、自分自身にマイナスなイメージを植え付けるため人前で口にしないようにしているからです。
意識的にマイナスのイメージのつかない言葉を選び、丁寧に話すのでお互いに受け入れやすく親密な中にもなりやすいのが人たらしのひとの特徴です。卑屈さのないオープンな気質は一緒にいても居心地がよく安心できるというのも人たらしのひとのスキルによってもたらされる効果の一つです。
押し付けがましくないポジティブさ
人たらしのひとは意図的にネガティブな言葉を発しないようにしているものの、かといってポジティブな部分を押し付けがましくはしません。あくまでも相手が波長が合いやすい程度の穏やかさを持っているのが特徴です。自分も相手を否定せず、相手にも否定させないためにポジティブな面もコントロールしています。
強かでお願い上手
人たらしのひとの気質として強かさが挙げられます。譲らなさではなく、相手が好感を持てるようなやり方で強かな面を見せるため、お願いなども聞いてもらいやすいのが特徴です。決して無理強いはせず、相手がそうしたいと思わせるように持っていくことができるスキルは人たらしならではのものだと言えます。
話し上手で聞き上手
元来話し上手なひとは魅力的だと言われています。話し上手であるということは、話の駆け引きが上手だということです。そして人たらしのひとたちのほとんどは聞き上手でもあります。話をするタイミングと聞くタイミングの切り替えがうまいため、相手はついついそのひとと話すことを楽しみにしてしまうのです。
話すことが楽しいというのは、比較的新しくできた関係性の中では重要なことです。相手と話すことが楽しいと次にまた会いたいという気持ちや、人たらしのひとの交友関係にどうやって入り込むかを考えるようになります。人たらしのひとというのは一様に相手を動かすことが上手なひとだとも言えるのです。
男たらし・女たらしと人たらしの特徴の違い
異性にしか向かないたらしスキル
男たらし、女たらしと呼ばれるひとたちは人たらしの一環ではありますが、その方向が異性にしか向きません。根底には男好き、女好きがあることがその理由です。そのため、人たらしの人たちと違いだれもに対してではなく、異性に対してのみそのスキルが発揮されます。
他の同性よりも勝ちたいと思ってしまう
異性に好かれることを目的としている以上、男たらし・女たらしのひとたちは他の同性に勝ちたいという思いが芽生えやすいです。異性にのみ好かれていればいいという考えもあるからですが、自分が見てもらえなければその行動が無駄になってしまいます。そのため人たらしのひとたちよりも、計算高い側面があります。
男たらしだと言われる人の特徴
男好きがゆえの男たらし
男たらしという言葉は、特に男好きな女性に対して使われる言葉です。常に男性に気にかけてもらいたいタイプの女性、男性が側にいないと生きていけないタイプの女性は男たらしのスキルがとても高いです。男性を手玉にとることがうまく、いつでも都合よく男性がそばにいるように人たらしのスキルを使うことができます。
男たらしは嫌われやすい
男たらしな女性はあまり良い印象を抱かれず、場合によっては男性からも女性からも嫌われやすくなってしまいます。人たらしのひととは違い、男たらしの場合そこには厄介な女性像があるからです。常に本気ではなく、女性という特質を大いに使って男性を自分に引きとどめておこうとする魂胆があけすけであるのも特徴です。
男たらしは恋愛体質に出やすい
男たらしな女性はその特徴が恋愛体質に出やすくなっています。甘えたがりで依存体質である女性は、常に男性を傍に置いておきたいため男たらしであることが多いです。また、自分だけを見ていてくれるようにボディタッチが多いことや露出が多い服など目に見える特徴があるのも男たらしのひとの特徴だと言えます。
男たらしは女友達が少なく男友達が多い
男垂らしの女性には自然と男が集まってきます。男たらしの女性自身も悪い気はしないので、周りには男友達が多いことがほとんど。SNSの投稿で男友達の登場が多い女性は男たらしの可能性が高いです。
また、その逆に男たらしの女性は女友達が少ない傾向にあります。この理由は言うまでもないですよね。あざとい、ぶりっ子などと言われていることもあるかもしれません。
男たらしの女性はノリがいい
男たらしの女性はノリがいい人がほとんどです。男性のちょっとした無茶振りにも答えたり、親しみやすさの感情を男性に与えるのが得意なのです。
男たらしの女性は自分がイケてると思っている
男たらしの女性は自分がイケてると思っている傾向が強いです。いつも男性にチヤホヤされているので、自分の容姿に自信を持っていたり、ノリのよさやトークスキルにも自信を持っている傾向があります。つまり、男たらしの女性は自己肯定感が高い傾向があります。
もちろん自己肯定感が高いことはいいことです。男付き合い以外にも活用できることがあるので、自信を持っていることは大切です。ただ、過剰な自信は周りの女性に限らず男性にも見抜かれているかもしれません。度がすぎるとプライドの高い女と思われてしまうことも。
女たらしと言われる人の特徴
本人に自覚のない女たらしも多い
女たらしだと言われるひとの特徴は、まず第一に女性が好きであることです。女性が好きであるからこそ、声をかけることや口説くことを誰にでも平気ですることができます。女性が何を言われたら嬉しいのかをよく抑えており、イタリア人男性のように声をかけることがステータスとなっているため無自覚な女たらしも多くいます。
女性に都合がいいことが女たらしの特徴
女たらしのひとは女性を褒めることや甘えることが上手で、女性が気に入るような行動をとることができます。性格としても穏やかで人当たりがよく優しいことが特徴です。笑顔を絶やさないことや些細な仕草で女性のハートを掴むので、女性としては乾いた心を潤す存在となってしまいます。
女たらしの男性は女性に都合のよい存在のようにも思えますが、その実どの女性にもそうしているため特別な女性がいないか、特別な女性だけには全く違う態度をとっていることを隠している場合があります。相手にとって自分も数多い口説いた女性の一人だという自覚がないと、引っかかってしまうこともあるので注意しましょう。
恋愛感情がなくても女たらしでいられる
女たらしの男性は男たらしの女性と違い、恋愛感情がなくても女たらしでいられるということも特徴の一つです。女性が好きであるということと、そのひとと付き合いたいというベクトルが重ならなくても優しくできるために、女性に誤解を生む場合もあります。
女たらしの男性は世の中の女性が好きだと割り切っておけば悪い男に引っかからずにすむかもしれません。しかし男たらしのひとに依存などの恋愛体質のある女性が引っかかってしまった場合は、厄介なことになりがちなので要注意しておきましょう。