「江戸東京博物館」のレストラン&カフェで観賞後はまったり過ごそう
レストランとカフェ2店舗もチェック。アート鑑賞の合間にホテルクオリティのカフェタイムが過ごせる第一ホテル両国のカフェ「セリーズ」と、異国情緒溢れる料理を口に運んだ瞬間に砂漠の民となれるレストラン「江戸博砂漠」が特別展に合わせコラボメニューを提供中。
「江戸博砂漠」おすすめコラボメニュー
中近東で主に提供されているメジャーなお料理が江戸博で味わえるレストラン「江戸博砂漠」。コラボメニューの「地層コシャリ」(880円)は、ご飯とマカロニ、パスタ、雛豆とレンズ豆を炊飯器で炊いたコシャリとオニオンフライ、クスクスで地層をイメージ。
貝塚を彷彿させるアサリをトッピングし、トマトソースもアサリのダシを使ってちょっぴり和風に。味に変化が欲しくなったら酸っぱい「ダッア」や辛めソース「シャッタ」で味変を。発掘気分で秘密の具材も発見できるワクワクもプラス。
「セリーズ 江戸東京博物館店」おすすめコラボメニュー
「第一ホテル両国」のカフェ「セリーズ」が江戸博に期間限定で出店。「ハッシュドビーフ」(1,200円)に持ち帰りOKの「かつサンド」(600円)などホテルクオリティのメニューが味わえます。
同店のコラボメニュー「JOMON」(450円)は、プラリネクリームとチョコレートクリーム、バタークリーム、生クリームの4種類のクリームとアーモンドとヘーゼルナッツの生地を使い8層に重ねたパティシエこだわりの1品。サイドから見るとまさに地層そのものです。
トップには「石槍」を模したチョコレートをオン。周囲には縄文時代に多く食べられていた木の実を彷彿させるナッツがコロン。全ての層を一度に味わうと4種のクリームの味が絶妙に組み合わさり至福の時が訪れます。
また、「縄文印のマドレーヌ」(160円)も登場。貝型のマドレーヌと縄文時代によく食べられていた2枚貝と貝つながりから販売に至ったとのこと。レモンが効いたさわやかな味わい&しっとり食感でリピ確実です。
「縄文2021ー東京に生きた縄文人ー」開催中の「江戸東京博物館」とは?
1993年に開館した「江戸東京博物館」は江戸と東京の歴史と文化を振り返りながら、未来の都市と生活を考える場所として開館。高床式の倉をイメージしたダイナミックな外観の建物が目印で、東京を代表とする観光スポットです。
徳川家康が江戸に入府して以来約400年間の歴史をメインに常設展を展開、復元資料や実物資料などを織り交ぜて東京と江戸の文化や生活などを紹介しています。
同館のシンボルマークは、江戸の絵師・東洲斎写楽が描いた役者絵「市川鰕蔵の竹村定之進」の左目をデザインした特徴的なグラフィックとなっています。なお、2022年4月より2025年中まで大規模改修のための全館休館の予定です。
「江戸東京博物館」の常設展。絶対押さえたい見所をピックアップ!
実物大の日本橋を渡り江戸時代にタイムスリップ!
常設展では、江戸から現代の東京までの暮らしの変遷が学べる展示がたっぷり。大きく分けて「江戸ゾーン」「東京ゾーン」の2つに分かれています。まず最初は「江戸ゾーン」から。エントランスを抜けると原寸大で復元した日本橋が来場者を迎えてくれます。五街道の起点、そして魚河岸として栄え、江戸に活気をもたらしていたこの場所からスタートです。
鑑賞前には「音声ガイド」のレンタルを忘れずに。保証金1,000円は返却時には返金されます。音声とデバイスに表示された文字の2つで解説。日本語は約1時間15分です。
江戸の生活を実物大展示でぐっと身近に
まずは「江戸城と町割りコーナー」鑑賞後に実物大の「棟割長屋」模型が建つ「町の暮らしコーナー」へ。学校や仕事、江戸庶民の日々の生活とともに、火事や疫病対策など、教科書では学べないリアルな江戸も知ることができます。
なお、体験展示も盛りだくさん。「肥桶」(複製)を担げたり、現在の築地周辺の火消し担当「江戸町火消“す”組の纏」(複製)も振れます。
なお、「江戸の商業コーナー」では、当時の寿司屋や蕎麦屋の屋台の複製展示も。現在のキッチンカーに通じる、コンパクトさと利便性は驚くほど。
復元模型で感じる江戸の活気。同じ東京でも縄文時代とは大違い
続いては、一際目を引く「両国橋西詰」(模型)へ。約1,500体の人形を配置し、江戸時代後期の東京・両国と隅田川周辺を再現しています。
、 特別展で鑑賞した環状集落との華やかさと色彩、人の密度の違いは歴然。と同時に東京という場所は常に人がいて、生活を営んでいる土地であることも実感。
ほかにも江戸の娯楽文化の代表として歌舞伎「助六」の舞台を再現。衣装や小道具は歌舞伎公演・舞台を手がけている職人が作っており、臨場感あふれる仕上がりです。
なお、「芝居小屋・中村屋(正門部分)」は原寸大の約20mで再現。そのダイナミックさと造形などをじっくり堪能しましょう。また季節ごとにテーマを設け、各種イベントも実施されています。(現在は休止中)
現代の東京へ!今話題の昭和レトロな生活を追体験!
江戸城明け渡しを経て、江戸から東京へ。文明開花、産業革命や関東大震災、そして2つの大戦を経ての復興、そして今話題の昭和レトロが思う存分楽しめる「高度経済成長期の東京コーナー」へ。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫の“3種の神器”から団地での生活など庶民に身近な展示が中心。「ひばりが丘団地」(模型)(1962年頃)の一部を再現し、あの頃の憧れを具体化。
ラストは「現代の東京コーナー」を一気見。“変化を続ける東京”と題し、1960年代から2000年代まで当時流行ったグッズやファッションなどを展示。現代に近づくほど見覚えのあるアイテムを発見でき、ファミリーや友人同士でもかなり盛り上がれますよ。
ミュージアム・ラボ:体験模型であの時代を感じる
展示室のラストは体験&体感をさらに濃くした「ミュージアム・ラボ」。こちらは、1954年ごろの日本家屋を再現。当時の生活が体験ができるゾーンです。
電化製品が普及する前の生活をイメージし、当時の季節感や風情を実体験できるよう靴を脱いで建物に上がって見学ができます。(現在は休止中)
建築模型、立体浮世絵をさわって鑑賞
「手でみる展示」では、「神田明神の山車」をはじめ建築模型をミニチュアサイズにし、両手で触れたり点字付きキャプションを読み作品解説を楽しめます。また、喜多川歌麿、東洲斎写楽の大首絵を浮き彫り細工にした立体浮世絵も用意。
ミュージアムショップでここだけのミュージアムグッズを手に入れよう
「ミュージアムショップ」では、江戸博オリジナルグッズや江戸にまつわるアイテムを販売中。日本橋欄干の擬宝珠から誕生した江戸博公式キャラクター「ギボちゃんぬいぐるみ」(990円)やステーショナリーにポストカードなど豊富に揃います。
シルク100%の「江戸博コレクション 武蔵野図屏風シリーズ 風呂敷deスカーフ」(3,800円)や過去の特別展の各図録も。
またお土産にぴったりの「かすてら焼」(350円)や時代劇にもよく調味料として登場する「煎酒」(864円)や「煮ぬき汁」(756円)もおすすめです。