花輪のポーズはマタニティヨガにも登場する座位のポーズ。
特に下半身にさまざまな効果が期待できるポーズです。
今回は花輪のポーズのやり方や効果、できない方への練習法などをご紹介します!
花輪のポーズとは?
「花輪のポーズ(マーラアーサナ)」は、特に下半身に働きかけ、さまざまな効果が期待できる座位のポーズです。
サンスクリット語で「マーラー」は「花輪」という意味を持ちます。
「花輪のポーズ」では足に腕を巻きつけるバリエーションもあり、それを花輪にみたてています。
安産に効果的なポーズとも言われており、マタニティヨガにもよく登場し、妊娠中の方にもおすすめのポーズです。
花輪のポーズの効果4つ
足を開いてしゃがみ、胸の前で手を合わせる「花輪のポーズ」。
男女ともにさまざまな効果が得られるポーズですが、特に女性にとって嬉しい効果がたくさんあるポーズです。
花輪のポーズで期待できる効果4つをご紹介します。
股関節の柔軟性アップ
「花輪のポーズ」は、股関節を外に開いて柔軟性をアップできるポーズです。
日常生活の動作では、あまり股関節をしっかりと外に開くことはありません。
柔軟性が失われがちな股関節を外に開いてストレッチし、ほぐしてくれます。
股関節の柔軟性がアップすると、下半身への血流が促され、下半身の冷えやむくみの改善が期待できます。
骨盤底筋強化
下腹部にあるインナーマッスルのひとつ「骨盤底筋」を強化できるのも「花輪のポーズ」の特徴。
「骨盤底筋」は骨盤の底にあり、内臓を正しい位置に支えるなインナーマッスルです。
特に女性は、妊娠、出産の影響や加齢などによって、「骨盤底筋」が緩みやすくなってしまいます。
「骨盤底筋」は女性にとって、意識して鍛えたい筋肉のひとつです。
骨盤矯正
「花輪のポーズ」では股関節をストレッチしたり、骨盤底筋を鍛えたりして、骨盤まわりの筋肉を鍛えたりほぐしたりできます。
それにより、骨盤矯正の効果も期待できます。
腰痛や姿勢の歪みが気になる方は、股関節が歪んでいる可能性が高く、骨盤を矯正することで、さまざまなカラダの不調が改善につながります。
姿勢改善
骨盤・股関節を整えることは、姿勢の改善につながります。
カラダの真ん中に位置する骨盤・股関節は、姿勢に関わる大事な部分。
猫背や反り腰が気になる方は、骨盤・股関節から見直すのが大切です。
「花輪のポーズ」は骨盤・股関節に特に働きかけるポーズであり、それによって姿勢改善にもつながるのです。
花輪のポーズのやり方
「花輪のポーズ」のやり方は、とてもシンプルなので初心者でも難しくはありません。
ですが、股関節の柔軟性が低い方には、やりにくく感じる場合も…。
股関節や背中、ヒザに怪我や痛みのある方は、このポーズは控えましょう。
やり方
- 足を肩幅程度に開き、足先は約45度外に開く。
- 手は胸の前で合掌する。
- ゆっくりと息を吸い、吐きながらヒザを曲げてしゃがむ。
- ヒジとヒザを押し合って、背筋を伸ばす。
- そのままゆっくり3〜5回呼吸する。