練習の途中にもアパジャバ(呼吸の観察)を入れてみよう
さらにヨガのポーズや呼吸法の練習を行いながら中間地点あたりでも、意図的にアパジャバの時間を持つと良いでしょう。
私は自分のクラスの前半と後半の間にいちどアパジャバの時間を入れるようにしています。
最初に行ったアパジャバでの気づきと比較して、呼吸や心身にどのような変化があるのかをセルフチェックするのです。
呼吸があまりにも上がって息がハァハァするようであれば動きすぎのサインなので、後半はリラックス型のポーズを増やします。
呼吸がまだまだスムーズに感じられなければ、もっと胸が開くようなストレッチ系のポーズを多く取り入れたりすることもできます。
いずれにせよ、途中にもアパジャバを加えることによって、練習の効果や成果が体感しやすくなります。
練習の終わりにもアパジャバ(呼吸の観察)を行ってから終了
最も大事なのはクラスの終わりでもアパジャバを行うことです。
私は瞑想を終えた後にアパジャバをするようにしています。
クラスの最初に観察した呼吸とはもうまるで違う呼吸になっていることに、嘘ではなく毎回驚き、ヨガを練習してよかったと思えるのです。
これはヨガの実践が続いているモチベーションにもなっているかもしれません。
もう、無理に背筋を伸ばさなくて呼吸が背骨を通り抜ける感じや、ふたつの肺がまるで風船のように大きく膨らむ感じ、自然な呼吸がこんなにも深くゆったりとしたものになるのだ、と驚くのです。
できれば気づきをノートに
最後のアパジャバでヨガの練習は終わりになることが多いですが、時間に余裕があれば気がついたことをジャーナリング(記録)するとさらに良いでしょう。
「〇〇のポーズの時に呼吸がうまくできなかった」とか「右の鎖骨周りに呼吸が入らない気がする」などその時に感じたことを簡単にメモしておくと、翌日以降のポーズの練習に役立てることができます。
アパジャバとは、ただ目を閉じて自分の呼吸を観察するだけの行為ですが、この練習を続けることによって日常生活の中でも自分自身の現状を確認できるようになるので、日常生活をバランスよく送ることができるようになるのです。
まとめ
アパジャバ(呼吸の観察)を1分でも行うことは、瞑想や流行のマインドフルネスの練習でもあります。
この時間が長くなればなるほど深い瞑想状態に入れますし、短い時間であっても集中してアパジャバができればそれはマインドフルネスな行為になり、脳や神経系のリラクゼーションにも効果的です。
参加しているヨガのクラスでアパジャバを行うことがあれば、ぜひそれを楽しんでください。
あるいは生活の中にアパジャバの時間を設けてみてください。
提供・yoganess
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