安心感があったり信頼できると感じる人は、私たちが意識していないところで自然と3つの「配り物」をしています。後輩から「信頼されたい」「頼りにされたい」と思っている方は、ぜひこの3つの配りものについて意識してみてください。

職場にいる上司や先輩の中に、なぜか「この人が安心できる」といった信頼を持てる人がいると思います。自分が焦っていたり、ミスをして焦っているときに、サッと近くにきて状況を察知してくれたり、先回りしてフォローしてくれていたり。あの人はテレパシーでも使えるのか? とでも疑いたくなるような器用な人って、実は存在するものなんです。

もちろん甘えてばかりはいられないし、自分自身がそういった存在にならなければならないのは当然の話ですが、そんな信頼の置ける先輩が自分の近くにいたら、自信を持って仕事を進められるようになりますよね。

では、そういった頼りになる先輩は、右も左もわからない新人社員が入ってきたときに、どういったものを意識しているのでしょうか? 今回は、信頼できる人が自然と身につけている「3つの配りもの」についてをご紹介します。

信頼できる人が自然に身につけている3つの「配りもの」とは
(画像=『Cinq』より引用)

信頼のできる人が自然に身につけている、3つの配りもの

目配り

[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく―する」

出典: dictionary.goo.ne.jp

自分だけに視点を置くのではなく、アンテナをはるように周囲の様子を察知するような「目配り」。

「ピンチのときにタイミングよくやってきてくれる先輩」はこれができていることが多いです。決してタイミングが良いわけではなくて、もしかして困っているのかな? という空気を感じ取って、あえて近くにやってきてくれているのです。仕事がたくさん溜まっていたり、集中している時はなかなか周囲に目がいかなくなってしまうもの。ですが、後輩をもつ立場になると、このような「目配り」は欠かせません。自分でも、ふとしたときに周囲の状況や雰囲気を観察するようにしましょう。

それを習慣・癖づけることができれば、適切なタイミングで求められていることがわかるようになり、感謝の気持ちを伝えられることや仕事を認められる機会が増えるはずです。知らなかった人の意外な一面が見れるのも、楽しいかもしれませんよ。

気配り

仕事ができる人、余裕がある人は基本的に「気配り」が上手です。

[名](スル)あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。「―が行き届く」「会場の設営に―する」

出典: dictionary.goo.ne.jp

人の表情や状況を察して、早く行動できる人って仕事が「デキる」というイメージがありませんか?

目配りができている人が自然とできているのが、この「気配り」なのです。声をかけられずとも、普段から視野を広く持っているため、困っている人に手を差し伸べられるような行動を起こすことができます。人が困っていることを察して、率先して声をかけてくれる職場の先輩、大事なところで気にかけてくれる上司。こういった「気配り」ができる人は、人が気付くより先に、色々な問題を予想して、素早い対処を打つことができます。

機転が利く人の特徴がこの目配りと気配りなのです。気配りが自然とできる人には自然と人が集まります。