順調なスタートを切ったと思われた彼らを襲ったのは、新型コロナウイルスの感染拡大だった。バーやレストランは営業時間の短縮を余儀なくされ、客は3分の1に。そこからさらに、ゼロになった。
「1人も客が来ない時もあった」と振り返ったヨンスは、「僕と妻、2人しか店にいなくて、気分を上げるために大きな音で音楽をかけた。それで電気代が高くつくことはわかっていたけどね。それでも、切ることができなかった」と、当時の苦しみを明かしている。
そしてその数ヶ月後、2人は市内の5つの都市銀全てから自宅を担保に融資を受けた。ローン返済のため、さらに利息の高いところから借金をするという悪循環に陥った起業家は彼らだけではなかった。
「その時には、利息がいくらかなんて気にしている場合ではなくなっていた」と当時の心境を明かしたヨンスは、「『金を返せ』という電話やメールがひっきりなしに届いた。僕たちの生活は奪われてしまった。妻は僕が寝言で利息のことを口にしているのを聞いていたらしい」と語った。
負のスパイラルから抜け出したいともがくうちに、ヨンスの妻は地方でレストランの仕事を見つけた。2人の子供たちはヨンスの両親が世話をしているという。
そんなヨンスは「イカゲーム」が話題になっていることを知っているそうだ。
「ネットフリックスを見るためには金を払わないといけないし、アカウントを貸してくれる友人なんていない」と語ったヨンスは、「なにより、どうして僕が、多重債務者が大量に出てくるドラマを見ないといけないんだ?鏡を見れば済むことだろう」と語った。
提供・tvgroove
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