「おてら食堂」には高齢者6割

医療費500円が払えない、お米がない…貧しい家庭の子どもの健康が危ない
(画像=『女子SPA!』より引用)

「コロナ禍で人間関係まで希薄にならないでほしい。高齢者も多い地域なので、月に1回でも体を動かすきっかけになってくれたら」と片山副住職。食堂の開催日には、寄付された野菜や米も配布する

 埼玉県では寺が動いた。加須市の光明寺では月に1回「おてら食堂」を開催。現在は感染対策のために食材や弁当を配布しているが、高齢者の利用が6割を超えている。 「年齢を問わず多くの方が、今支援を必要としています。お寺が交流の場となれば嬉しい。こんなときだからこそ、少しでも多くの居場所が増えてほしいです」(片山俊亮副住職)

「こども食堂」の数にも地域格差が…

医療費500円が払えない、お米がない…貧しい家庭の子どもの健康が危ない
(画像=『女子SPA!』より引用)

 いまやこども食堂は、さまざまな世代の人々が繋がる交流の拠点だ。しかし場所によって数が大幅に偏る、地域格差が生じている。 「小学校の区に一つはこども食堂がある状態をつくりたい。’25年までに実現したいと思います」と三島氏。  今こそ気軽に利用できる、拠点の拡大が求められている。