弁財天仲見世通りをぶらぶら[10:50-11:20]
さあ、舌とお腹が満足した後は、江の島観光リスタートです。海鮮、甘味、お土産となんでも揃う通り「弁財天仲見世通り」が、江の島の玄関口です。昼過ぎには団体客も訪れるので、人にぶつからず歩く事が難しくなるほど混むんですよ。
ここを通ったら絶対食べてほしいのが、たこせんべい。一枚350円です。
「あさひ本店」で売っている江の島の名物せんべいです。人気店なので、午前中からずらっと行列が。この行列、実は店内の奥まで続いてるんですよ。
なんと、生のタコを特注マシーンで、真っ平にしてしまうんです!タコを両サイドから、高温の鉄板を押しあてて平たくするので、水分が一気に抜けて「ブシャーッ!」という轟音が出てびっくりしますよ。
行列に並んでゲットしたのがこちら。わあ・・・タコ入ってます・・・。さっきまで生のタコだったとは思えないほど、香ばしくパリッパリ!タコには申し訳ないけれど、タコの甘いうまみが、せんべい全体に広がって、う~ん!美味しい!
タコの他に「くらげせんべい」なんて変わりダネもありますよ。
瑞心門[11:20-11:30]
弁財天仲見世通りを、たこせんべいをつまみながら登っていくと、わりとすぐに通りの終点ヘ。鮮やかな朱色の鳥居の奥は、坂ではなくキツめの階段が。江の島は島全体が霊場となっていますが、これから島内に点在する神社を巡っていきます。
石段をのぼると、これまた竜宮城のような立派な門が。これは瑞心門(ずいしんもん)といいます。「人々が瑞々しい心でお参りできるように」と名付けられたそう。
瑞心門の壁や天井には、牡丹や唐獅子の絵が飾られています。唐獅子には厄除けの意味があるそうですよ。
その発想はなかった!有料のエスカレーター[11:30-11:35]
瑞心門の奥も階段が続くんです・・・。これが結構キツイ。でも、だーいじょーうぶ!階段を登らなくても、江の島の観光スポットを巡れるんです。江の島には「その発想は無かった!」と、感嘆する乗り物が存在します。
瑞心門から朱色の鳥居まで少し戻りましょう。そこから江の島を代表する乗り物、その名も「エス力ー」に乗って島を移動します。
名前からお察しいただけるとおり、「エスカレーター」です。山の斜面にエスカレーターを設置してしまうという斬新なアイデア。
ちなみに有料ですが、先ほど何回でも乗り降りできる「eno=pass」を購入しているので、ゲートのお姉さんに見せて、エスカレーターに乗りこみます。
しかもこのエスカレーター、1,2,3区の3つに分かれていて、1区では乗り換えもあります。電車みたいなシステムですね。
江島神社 辺津宮[11:35-11:50]
江の島には、その名もズバリ「江島神社」があるんです。江島神社は3つのお宮があって、エス力ー1区を降りて最初に着くのがここ「辺津宮」。
ここでは、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)をお祀りしています。まわりを海に囲まれた江の島ならではの、水系の神徳を持った神様です。
さらに境内には、「銭洗白龍王」が。エスカー1区の出口わきにある池には、厳しい顔した龍がいます。ここにはザルが置いてあって、ここでお金を洗うと金運UPすると言われているんですねー。
江の島の近くには、こちらも超有名観光エリアの鎌倉があります。鎌倉にも、その名もズバリの「銭洗い弁天」があります。こちらもお金を水で洗って金運UPのパワースポット。江の島は龍、鎌倉は弁天様なわけですね。
ところで江島神社には、特徴的な社紋があちこちに掛けられています。この紋様は「向かい波三つ鱗」と呼ばれています。
その昔、北条時政(北条政子のお父さんです。)が江の島にやってきて、「一族が繁栄しますように。」とお祈りしました。すると、空から弁財天があらわれて「願いを叶えてあげましょう。」と言ったあと、大きな大きな蛇になって、海に消えていきました。蛇は消えてしまいましたが、そこには3つの鱗が落ちていたそうです。
時政はこれを家紋にしたんだそうですよ。江島神社の社紋は、この伝説にちなんだものなんですね。
さて、江島神社は恋愛成就のパワースポットとしても有名!ピンクにハート♡の絵馬が人気。
境内隅にある絵馬掛けには、みんなの思いがズッシリ、所狭しと並んでいます。
日本三大弁財天の弁天様[11:50-12:00]
辺津宮と同じエリアに、八角形の特徴的な形をしたお堂があります。こちらは「奉安殿(ほうあんでん)」。通常は入場料200円ですが「eno=pass」で割引サービスが受けられ、100円で入れます。
奉安殿のお堂内には、日本三大弁財天のひとつとして有名な妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)と、神奈川県の重要文化財である八臂弁財天(はっぴべんざいてん)が祀られています。
残念ながら、写真撮影禁止!でも、妙音弁財天は一度見たら、絶対忘れないほど印象的。ここの弁天様は、とっても珍しいスッポンポンなんです。丸みを帯びた体に、抜けるような真っ白な肌。女性的な美しさをこれでもか!と全身から漂わせている弁天様です。
ところで弁財天は琵琶を持っていることから、音楽・芸能の神様としても有名。奉安殿の周りには芸能人が奉納した旗がいくつも立っていますよ。
中津宮広場から見るヨットハーバー[12:00-12:15]
奉安殿を出て海側に歩いていくと、季節の花々が美しい広場が現れます。絶好の撮影スポットで、みんなお花に囲まれて写真撮影を楽しんでいます。
この広場、「中津宮広場」の奥には、ウッドデッキにベンチが置かれた休憩スペースがあるんですが、ここから江の島のヨットハーバーが一望できるんです。
いかがですか?絵はがきみたいな景色ですよね。夜もカッコいいので、遅い時間に訪れる機会があったら、ぜひ写真を撮ってみてください。その際、三脚をお忘れなく!
再び工ス力ーに乗車[12:15-12:20]
ウッドデッキのちょうど裏手には、次の工ス力ーの入り口が。こちらは工ス力ー2区。
こちらも当然「eno=pass」で乗ることができます。江の島は傾斜のきつい山のような感じなので、本当にエスカーがあるとラクチンです。