アカデミー賞®作品賞を受賞した『グラディエーター』などの名匠リドリー・スコット監督が、アカデミー賞脚本賞®を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅⽴ち』のマット・デイモンとベン・アフレックが 24 年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化︕マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、そして 2019 年にエミー賞主演⼥優賞を受賞した注⽬の演技派⼥優ジョディ・カマーという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』が⽇⽶同⽇の10⽉15⽇(⾦)に公開となる。
本作は史実としていまだに真相不明な〈フランス最後の決闘裁判〉の⾏⽅を、“三者三様”の視点から描き出し、『羅⽣⾨』的⼿法を⽤いた〈実話〉ミステリー。舞台は 14 世紀フランス。権⼒と地位を求めて苦闘する騎⼠ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)の美しき妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の友⼈であり、宮廷から寵愛を受ける家⾂ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴える。だがル・グリは無実を主張し、⽬撃者もいない。真実が藪の中へと消えかけたとき、マルグリットの⽣命を賭けた闘いは、“決闘裁判”へと委ねられたー。
この度、⽇⽶での同時公開を直前に控えた 10 ⽉ 10 ⽇(⽇)(現地時間)にニューヨークでのプレミアイベントが開催された。会場には、世紀の決闘裁判に挑む騎⼠カルージュを演じたマット・デイモン、騎⼠たちの運命を揺さぶる主君ピエール伯を演じたベン・アフレック、⼥性が声を上げることのできなかった時代に⽴ち上がり、裁判で闘うことを決断した勇気ある⼥性マルグリットを演じたジョディ・カマー、マット&ベンと共に脚本を担当したニコール・ホロフセナーが登場した他、ヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットでも2ショットを披露し、世界中の話題を攫ったベン・アフレック×ジェニファー・ロペスの姿も。集まったメディアの前で⾒つめ合う様⼦をみせ、終始仲睦まじい姿と共に映画をアピール。
さらに、マット・デイモンも妻とともに登場し、ベン・アフレック、マット・デイモンら3⼈で談笑する貴重なショットも到着した。
劇中では騎⼠カルージュとカルージュの主君ピエール伯として対⽴する間柄でありながら、プライベートでは⻑年の親友同⼠であり、本作では 24 年ぶりに共同脚本に挑んだ⼆⼈ならではの強い信頼関係を伺わせる特⼤の笑顔を⾒せている。マットは本作の脚本制作において、『羅⽣⾨』からインスパイアを受けていることを明かしており、今回のイベントでは「映画は3つの視点から語られていて、まず2⼈の男性(カルージュとル・グリ)の視点で話を導き、観客を2⼈の男性の間にある選択に引きつけ、そして2⼈の話では完全に無視されていた⼥性の世界(マルグリットの視点)を明らかにする、というアイディアでした。当時は、あるいは映画全般でその傾向があると⾔えるのですが、⼥性は個⼈ではなく(夫もしくは⽗親の)所有物とみなされていたため、彼⼥の視点で描かれる第3幕こそが、客観的真実になると思ったんです。なぜなら、彼⼥だけが、⾃分⾃⾝が⼈間だと理解して物語を語っている唯⼀の存在だからです。それが脚本の構造のアイディアでした。」と、史実の中でも埋もれてきた⼥性視点の物語を、最⼤限効果的に描き出す⼿法として3部構成を⽤いたこと明かしている。