サラダチキンを超えるレシピ。
家計に優しいお肉と言えば、「鶏むね肉」
リーズナブルな値段とヘルシーさが魅力のお肉と言えば「鶏むね肉」ですよね。そしてすっかり定着しつつあるのが、「サラダチキン」。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 今ではコンビニだけでなくスーパーでもお得な三連パックを目にするようになりました。このサラダチキン、たしかに便利ですが、料理での活用を考えるとどうでしょうか? サラダやサンドイッチなどの洋風メニューには悪くないものの、和食にしっくりくるとは断言しにくいところ。また、あのパサパサ感は手軽さの引き換えとして受け入れている人も少なくないでしょう。 そこでご紹介したいのが、日本の家庭料理にもしっくり馴染む「昆布酒チキン」です。果たしてどんなものなのか、作り方と共にご紹介したいと思います。
干し昆布と料理酒で煮る「昆布酒チキン」とは?
「昆布酒」は、干し昆布を酒と合わせた“魔法の調味料”
鶏むね肉を美味しく調理する上で大切なのが、むね肉につきまとう淡白な味わいを工夫すること。そして、パサつきがちな食感をしっとり仕上げることにあります。 そこで今回オススメしたいのが、「昆布酒」。これは干し昆布を酒と合わせた“魔法の調味料”で、昆布と酒の両食材が合わさることで生まれる旨味の相乗効果によって、さっぱりしたむね肉にコクや旨味を与えてくれます。 また、酒には素材の風味を引き出したり、素材を柔らかくする働きがあるため、パサパサ感を抑えながら調理することが可能になるのです。 【過去記事】⇒朝ドラ『ごちそうさん』で話題、「コンブ酒」のすごい実力 さあそれでは実際に、「昆布酒チキン」を作っていくことにしましょう。
安価な料理酒は塩分が含まれるので、余計な味付けは不要!
大きめのフライパン(直径25センチ前後)に3センチ長の干し昆布を数枚入れます
大きめのフライパン(直径25センチ前後)を用意して、そこに3センチ長の干し昆布を数枚入れます。 そこに料理酒を注ぐのですが、スーパーなどで売られている安価な料理酒には2%程度の塩分が含まれているので、味付けはそれを活用すればOK。 350mlの料理酒であれば7gの塩分が含まれる事になり、鶏肉に程よい塩味をつけることができます。食塩無添加の酒を使用する場合は、2%分の食塩を加えてください。 むね肉は両面をフォークで刺して、味が染み込みやすくなるように準備しておきましょう。
両面に穴をあけることで、味が染み込みやすくなり、加熱による縮みも緩和される