簡単そうに見えてむずかしい。 ヨガの中にはそんなポーズがたくさんありますよね。
杖のポーズはまさしく、簡単そうに見えてむずかしいポーズの一つです。
では、さっそくご紹介していきましょう。
杖のポーズとは?
杖のポーズは、サンスクリット語で「ダンダーサナ」と呼ばれます。
ダンダとは杖のことですね。
長座という言葉を聞いたことがありませんか?
杖のポーズは長座のことなんですよ。
両脚をのばしてすわるだけのポーズで、ヨガのポーズに入る前によく行う姿勢でもありますよね。
ヨガの基本のポーズといえるでしょう。
杖のポーズの効果
姿勢改善
杖のポーズは、両脚を前にのばし、背筋を伸ばして床にすわるポーズです。
この時、背筋をキチンとのばすことが、案外むずかしいんです。
両脚を前にのばしたまま、背筋をキチンとのばすためには腹筋と背筋にしっかりと力を入れることが欠かせません。
腹筋と背筋に力が入らないと、背筋が曲がってしまいます。
この姿勢を保とうと思ったら、自然に腹筋と背筋に力を入れざるをないので、筋トレをしなくても自然に鍛えられるんです。
腹筋と背筋は、姿勢を保つために重要な筋力です。
杖のポーズで腹筋と背筋が鍛えられることにより、姿勢改善につながります。
→姿勢が悪いとどうなるの?姿勢改善のコツと厳選した姿勢改善ヨガ2つ
下腹ぽっこりお腹の引き締め
両脚を前にのばしたまま、背筋をのばそうと思ったら、腹筋の力が欠かせないと書きましたよね。
特に重要なのが、丹田なんです。
丹田をつきあげるような気持ちでグッと力を入れないと、背筋はしっかりのびません。
丹田に力を入れる姿勢を続けていると、自然に下腹が引き締まります。
下腹ぽっこりお腹の引き締めにつながります。
血流改善
姿勢がシャンとしていると、血管がヘンなところで曲がったり、詰まったりしません。
血管はスムーズに開きますので、血液が流れやすくなります。
血液はカラダの隅々まで、酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を果たしています。
血流が改善することで、酸素や栄養素がカラダじゅうに行き届きますので、疲労回復にもつながります。
冷え改善
血液は、熱を運ぶ仕事も担っているんです。
血液が、カラダの隅々まで行き渡りますと、熱もカラダ中に行き渡ります。
特に冷えやすい手足にも血液が十分行き渡りますと、末端の冷え改善につながりますね。
集中力が高まる
血液の循環が良くなりますと、脳にも血液が行き渡りやすくなります。
そうすると、集中力がグンと高まるんです。
杖のポーズをしたまま、目をつぶって息をゆっくり吐いてみましょう。
気持ちが落ち着き、さらに集中力が高まりますよ。