1本のデザインナイフだけでつくるアートな世界

 リトさんが葉っぱ切り絵をつくる道具はデザインナイフ1本だけ! 精巧さを極めるため、1回の制作で、デザインナイフの刃を2~3回取り替えるのだとか。そんな葉っぱ切り絵制作のプロセスを見てみましょう。

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  1. 紙に下絵を描きます。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)
  1. 葉っぱの裏側に下書きします。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)
  1. 絵の内側部分から切り抜きます。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)
  1. 余分な箇所を落とします。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)
  1. アウトラインを切ります。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)

0.1ミリでもずれるとアウトという、繊細な作業。

  1. できあがり。
「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=『女子SPA!』より引用)

 こうして生み出されたリトさんの葉っぱ切り絵には、それぞれの作品ごとにタイトルがつけられています。このタイトルをつけるのにも、「見たままの状況説明にしたくない」というこだわりがあり、2時間以上悩むこともあるそう。

最後に、リトさんのセンスが光るタイトルと、本書に添えられた優しい文章をご紹介します。

「いつも君のそばにいる」

「葉っぱ切り絵」がすごい!作者でADHDのリトさんに聞く作り方
(画像=タイトル「いつも君のそばにいる」/『いつでも君のそばにいる』(講談社) 、『女子SPA!』より引用)

ウサギくんの目から一粒の涙がポロリ…。 友だちが落ち込んでるときには、そっと寄り添って あげるのが森の仲間たちの優しさです。 明日はきっとまた笑顔で会えるね。