美容室で髪を切る前に、インスタグラムでなりたい髪型を探す人も多いのではないでしょうか。そんな中、インスタグラムで「坊主女子」というハッシュタグを発見。ビビッドなヘアカラーがマッチしたオシャレな坊主女子たちがずらりと並んでいます。

坊主女子って増えているの?ということで、坊主女子であり表参道のヘアサロン「THEREMMY」で美容師をしている倉田聡子さんにお話を聞いてみました。

コロナ禍で坊主女性が増加中

コロナ禍で超短髪の #坊主女子 がじわじわ増加中。オシャレでかっこいい
(画像=倉田さんが担当したお客さんの写真(1)。コロナ禍で坊主にする女性が増えているそう。、『女子SPA!』より引用)

――坊主にする女性は増えていますか?

倉田さん(以下、倉田)「コロナ禍になってから、坊主にしたいという女性のお客様は増えています。自宅時間が長くて人に会わないからさっぱりしたい、今までできなかった髪型に挑戦してみたいという方が多いです。あとは、ジェンダーレスというか、性別の括りをとって、髪型を楽しみたいという方も多いですね」

――坊主を希望する方は、カット時にどんな要望をされるのでしょうか。

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(画像=倉田さんが担当したお客さんの写真(2)。年代によって坊主にする理由も異なるとか。、『女子SPA!』より引用)

倉田「10代・20代のお客様ですと『強く見られたい』『マニッシュな感じにしたい』など、女の子っぽい髪型から変わりたいという方が多いですね。30代・40代のお客様ですと、年齢により髪質が変わって長い髪が扱いにくくなった方や、白髪染めを繰り返して髪色が黒々となってしまった方が髪を短くされています。今までやってみたかったけどできなかった髪型にすることで、気持ちを変えて心機一転したいという方も多いですね」

坊主をお断りする場合もある

――髪の毛を思いきり短くカットして、気持ちを新たにしたいというのはわかる気がします。

倉田「坊主といっても、いわゆる坊主からベリーショートよりも少し短いくらいまで、長さやデザインは様々です。ですので、事前にお客様と細かくカウンセリングをしてからカットをするようにしています。私自身が坊主ということもあり、希望すればどんな人でも坊主にすると思われているのですが、お客様によっては坊主をお断りすることもあります」

――どのような場合に、坊主をお断りするんでしょうか。

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(画像=倉田さん。坊主といっても長さやデザインは様々。坊主をお断りするお客さんとは?、『女子SPA!』より引用)

倉田「『ただ坊主にしたい』『バリカンでやってください』という方は、基本的にはお断りをしています。バリカンでやるのはご自身でもできるので、お金を払っていただいて私がやるのが心苦しいという気持ちがあります。あとは、坊主にするにもデメリットがいくつかあるので、それにきちんと対応できるか、というお話をカウンセリングでさせていただき、お互いが納得した上でカットするようにしているんです」