心の弱さに甘えず、努力をし続ける

心が弱いとはいえ、それをまるで権利のように振りかざし「私はこうですから、好きなように仕事をさせてください」と主張するのは少し違う、と筆者は考えています。

心の病ではない人も、なにかを抱えながら真剣に働いている以上、持病があっても努力はし続けるのが大前提です。たとえば筆者の場合は、体調管理を人の何倍も気をつけています。

夏以外は(暑くない季節)基本的に外出時にはマスクをつけるとか。打ち合わせが立て続けに入っているときは外食をしないとか。心の病をひとつ抱えているからこそ、体調不良にならないように誰よりも努力をするのは仕事のうちだと考えています。

あくまでも、心が弱いことに甘えない。けれど、体調不良が起きてしまう自分を責めすぎない。やるべきことはきちんとやりつつ、どうしても苦しいときは周囲に助けを求める。

常に心と身体の健康については真剣に考え、対策をとっていく。そうやって、小さな努力を積み重ねているうちに、人よりも弱かった心にもムキっと筋肉がつくようになるのです。

「完治」を意識しすぎない

心の病というのは、もしかしたら病気というよりも「個性」と表現した方が、今の時代背景を考えると正しいのかもしれません。筆者は医者ではないため、医学的な見解ではありませんが、実際に生きてきた中でそう感じる瞬間が、たくさんあります。

不登校になってから15年。完治を目指しているわけではなく、あくまでも現状維持が長く続くように対策をとっています。

何事も完璧を目指しすぎるというのは、心の疲弊に繋がります。心が弱いなりにも強く生きていくなら、今の自分をいじめずに、むしろそんなことを思う時間があるなら、目の前のやるべきことをひとつでも多く進めてまいりましょう!

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