陸奥の松島、安芸の宮島とともに、日本三景のひとつとして知られる天橋立。唯一無比ともいえる美しい景観に心惹かれる人は後を絶たず、年間で150万人以上が訪れる人気の観光地となっています。その絶景のみならず、周辺にさまざまな観光名所が点在しているのも大きな魅力。より充実した観光旅行が楽しめるように、ここでは天橋立周辺にあるおすすめのスポットをご紹介していきましょう。

天橋立の絶景をいろいろな角度から眺めよう!

 天橋立の魅力のひとつはその景観の美しさです。青い海を二分し、南北3,6kmにわたり続く砂州に約8,000本の松林が自然に生えている天橋立。古くからその景観の美しさは知られており、平安時代には小式部内侍(こしきぶのないし)によって百人一首で詠まれ、室町時代には著名な水墨画家・雪舟によって描かれました。天橋立を綺麗に観賞できる場所は1カ所にとどまらず、感動も見え方によってさまざま。ここからは、天橋立の絶景をいろいろ角度から楽しめるよう、観賞におすすめのスポットをご紹介していきます。

1. 天橋立を眼下に見下ろす「傘松公園ケーブルカー・リフト」

天橋立・与謝野 観光スポット17選!海と山の魅力をたっぷり満喫しよう
(画像=『あそびのノート』より引用)

「傘松公園ケーブルカー・リフト」は、有名な天橋立展望スポットへ通じる交通機関です。車窓からは眼下に天橋立を見下ろす絶景が。また、秋には紅葉、春には桜に囲まれながら登っていけるのも魅力となっています。さらに、ケーブルカーとリフトのどちらに乗るかを選べるのも嬉しいポイント。登りはケーブルカーで景色を満喫し、下りは自然を身体全体で感じながらリフトで降りるという楽しみ方もまた一興です。ペットと一緒に乗車が可能ですが、ペットの顔などが出ないケースやカートが必要となるのでお気を付けください。

スポット詳細

名称:傘松公園ケーブルカー・リフト
住所:京都府宮津市大垣75
アクセス:京都丹後鉄道「天橋立駅」からバスで約25分。
     鳥取豊岡宮津自動車道「与謝天橋立IC」から車で約10分
運行時間:【ケーブルカー】9:00〜17:00、【リフト】9:00〜16:00
運休日:【ケーブルカー】:年中無休、【リフト】土・日・祝日
運賃:【片道】大人340円、小児170円、【往復】大人680円、小児340円

2. 天橋立が昇り龍のように見える「天橋立傘松公園」

天橋立・与謝野 観光スポット17選!海と山の魅力をたっぷり満喫しよう
(画像=『あそびのノート』より引用)

「昇龍観」と呼ばれる天橋立が見られることで有名な「天橋立傘松公園」。天橋立を紹介する時にここから撮影された写真が頻繁に使われるので、目にしたことのある人も多いでしょう。また訪れた際は、自身の股の間から顔を出して見る「股のぞき」に挑戦してみてください。天橋立には、日本神話に登場する男神・イザナギが天へ通うために天橋立を作ったという伝説があり、股のぞきで見ることによって、まさにその天にかかる橋のような情景が楽しめます。

園内には、床面を強化ガラスにして空中散歩が楽しめるようになっている新展望台「スカイデッキ」や、大江山連峰といった綺麗な山々、そして阿蘇海、宮津湾といった美しい海を眺めながら食事ができる「AmaTerrace(アマテラス)」といった施設もあり、絶景をより一層楽しませてくれるでしょう。

スポット詳細

名称:天橋立傘松公園
住所:京都府宮津市大垣75
アクセス:天橋立ケーブルカーで約4分、リフトで約6分

3. 街並みと天橋立を望む穴場スポット「桜山展望所」

天橋立・与謝野 観光スポット17選!海と山の魅力をたっぷり満喫しよう
(画像=『あそびのノート』より引用)

「桜山展望所」は、京都丹後鉄道「天橋立駅」の裏にある展望台。小高い山の上にひっそりとある穴場的スポットで、ハイキング気分で15分ほど山の中を歩くと綺麗な天橋立を観賞できます。なぜ「桜山」というのかというと、桃山時代に当時の武将だった細川幽斎が宮津城を築いた際に桜を植えたことが由来です。今でも春になると桜が咲き、綺麗なピンク色の花と天橋立という風光明媚な景観を楽しめます。

スポット詳細

名称:桜山展望所
住所:京都府宮津市文珠
アクセス:京都丹後鉄道「天橋立駅」から徒歩約15分
     京都縦貫自動車道「宮津天橋立IC」から車で約10分

4. 車窓から望む天橋立もまた一興「京都丹後鉄道」

天橋立・与謝野 観光スポット17選!海と山の魅力をたっぷり満喫しよう
(画像=『あそびのノート』より引用)

京都丹後鉄道は、天橋立へ電車でアクセスする際利用する鉄道。宮津から豊岡・福知山・舞鶴間を結んでおり、京都北部を訪れるなら大変便利な路線です。京都丹後鉄道には、天橋立をはじめ丹後の美しい景色を巡りながら旅を楽しめる観光電車が走っているのも魅力。「くろまつ号」「あかまつ号」「あおまつ号」の3種類が用意されており、それぞれに特徴が異なります。丹後の食を楽しみながら終点天橋立へ向かう電車旅。天橋立観光を考えているならプランのひとつに加えてみてはいかがでしょう?

スポット詳細

名称:京都丹後鉄道