いまの火災保険の契約期間を調べて検討を

 ここまでの話を簡単にまとめますね。

 近いうちに大きな火災保険料の価格改定が予定されている。多くは値上げになるが、中には値下げになる場合もあるので、自分や実家の火災保険はどうなるのか調べる。

 そして、いまある火災保険の契約期間を調べる。改定で値上げになりそうであれば、保険料を安く抑える方法を考えてみる。特に今だけ有効な10年契約を考えてみる。となります。

火災保険の評価方法、時価?再建築向け?

火災保険料がまた値上げへ。なんとなく払うのはやめて、今すぐすべきこと
(画像=『女子SPA!』より引用)

前回は保険契約の内容を水災を中心に説明してきましたが、もう一つぜひ考えてもらいたいことがあります。

 それは、火災保険の契約の評価の方法が時価になっているのか、再建築向けになっているかということです。

 時価ということは、元々は2000万円で建てた家屋であったとしても、時の流れとともに古くなり、今は時価1000万円の評価となってるかもしれません。この時に火災で全焼したとしても、保険金は時価の1000万円までとなります。再建築のためには、小ぶりの家にするか、自らお金を用意する必要があるわけです。

 一方で再建築ができる保険の評価は、新価(再調達価額)を基準にするものと言います。新しい建物を建てる費用となりますが、別に同じものを建てる必要はありません。最新の設備にしたり豪華さを求めると建築費用はもっとかかります。