待機場所でも声をださずにコミュニケーション
「先ほどの男性が人懐っこい笑顔で隣のイスに座ってきて『で、どの選手のファンなんですか?』と話しかけてきたので、え?と思って」
思わず目の前にあった“私語厳禁”の貼り紙を指差して、シーッと口の前で人差し指を立てるポーズをしたR子さん。
「するとその男性が、無言で次々と選手の決めポーズをしてきて(笑)私の応援している選手の決めポーズが出るまで首を振り続けて、6番目にやっと出てきた時にはつい両手で大きな丸を作ってしまいました」
新日の選手には、それぞれ違った決めポーズがあり、それをジェスチャーゲームのようにして無言のコミュニケーションをとってくるなんて、そんな事よく思いつくなと感心しました。
そして15分休憩が終わり、接種券にシールを貼ってもらい帰りじたくをしていると…。
ツイッターでつながりプロレス観戦も計画中
「さっきの男性がまた近づいてきて『Twitterやってますか?僕よくプロレスの事つぶやいているのて、フォローし合いませんか?』と言われて、TwitterくらいならいいかなとOKしてしまいました」
結局その後、その男性(Kくん・27歳・メーカー勤務)からDMが届いておたがい自己紹介をし合った2人。
「Kくんのご両親が大のプロレスファンで、子供の頃から彼もずっとプロレスを観て育ってきたそうで…新日のバッジをつけている私を見て、つい嬉しくなって声をかけてしまったそうなんです」
そしてコロナ禍で出会いのチャンスが減っているからこそ、気になる人にはなるべく好意を伝えようと思っているんだと話すKくんに、さらに感心したというR子さん。
「私なんて、コロナだから仕方ないやと部屋に引きこもってばかりで出会いなんて諦めていたので…まぁ、でもワクチン接種会場でナンパなんてアグレッシブ過ぎる気もしますが(笑)」
2人は、2回目のワクチンを打ち終わってしばらくしたらプロレス観戦に一緒に行こうと話しているそうです。
<文&イラスト/鈴木詩子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 鈴木詩子 漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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