【3】個性的なフレーバーが楽しめる「ウェイワード・ブリューイング・カンパニー」
シドニー大学のある街「Camperdown(カンパーダウン)」にある「Wayward Brewing Co.(ウェイワード・ブリューイング・カンパニー)」のオーナーは、元々様々な醸造所の片隅でタンクを借りコツコツとビールを作り続けていたという、文字通りインディペンデントなブルワリー。ブルワリーは表通りから離れた裏路地の奥にあり、テイスティング・ルームはそのお隣にあります。
元ワイン工場だった広い空間にバイクやビールタンクで作った照明が置かれ、ガレージのようなインダストリアルな雰囲気が漂います。可愛らしいパッケージからは想像できないような、秘密の隠れ家のようなイメージです。
ここのブルワリーの特徴は、ビールのフレーバーや種類がバラエティに富んでいること。カウンターに並ぶタップは全部で19種類で、オリジナルのビールとサイダー13種類に併せて、他のインディペンデントなブルワリーのビールも6種類楽しめます。
定番の爽やかなペールエール「Everyday Ale」やIPA、HAZY MIDなどAIBA(Australian International Beer Awards)で金賞を受賞したビールがズラリと並びますが、時期が合えば是非季節の限定商品を試してみては。「Peach and Vanilla Sour」や「Coffee and Coconut Stout」など名前を見ているだけでも美味しそうなビールばかりです。
またパステルカラーの缶パッケージは、思わずジャケ買いしてみたくなる可愛いさ。AIBAで金賞も受賞している「Raspberry Berliner Weisse」は独特の酸っぱさがクセになる、超個性的なラスベリー味のビールです。ビールやお酒の苦手な人にもオススメですよ。
他にもアルコール入りの炭酸飲料・ハードセルツァーの「W Seltzer」は、マンゴーやピーチのほんのりした甘さとキツめの炭酸が爽やかで、さらにグルテンフリーで糖分も控えめ。ジュースのようにグビグビ飲める美味しさですが、くれぐれもお酒なので飲み過ぎにご注意ください。
【4】オペラハウスを見渡す「スクワイアズ・ランディング」
オペラハウスやハーバーブリッジの絶景を眺めながら、美味しいクラフトビールを飲みたい時にオススメなのが「Squire's Landing(スクワイアズ・ランディング)」。フェリーターミナルのあるサーキュラーキーの海沿いにある、絶景が自慢のブルワリーです。
こちらは上記のウェイワードと同じカンパーダウンにある、醸造所「Malt Shovel(モルト・シャベル)」が展開するブルワリー兼パブで、「マイクロ・ブルワリー」と定義して良いのか迷う程大規模なブルワリーです。オーストラリア国内だけで9店舗を構えています。
カウンターに並ぶビールは全部で11種類で、さらに季節ごとにリミテッド・エディションも販売されます。他の醸造所とは違いビアホール的な雰囲気で、シドニーのシンボリックな絶景を眺めながらカジュアルにクラフトビールが飲める唯一無二の場所です。夜景を眺めながらもいいですし、お昼にランチビールも気持ちいいですよ。